壁の言の葉

unlucky hero your key

2008-01-01から1年間の記事一覧

たまたま眺めていた教育テレビ、新日曜美術館。 ハンマースホイの誰もいない風景に、惚れた。 で、 思いたったが吉日だ。 いまから、急ぎ、見に行ってくるよ。 ☾☀闇生☆☽ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ で、見てきた。 街に用はないし、 街も俺に用がないという…

ブログ通信簿、なんつーのがあるのだな。 ならばと、さっそくこの『壁の言の葉』を評価させてみた。 登録してEnterで、待つこと、ものの数秒。 こんなん出ましたけど。 ブログ年齢48歳。 なんでしょう。 これ。 ブログはじめてやっとこ一歳になろうと…

急な仕事、というのもやっかいなものだが、突然の休暇というのもなかなかどうして。 それはそれで持て余してしまうものであーる。 そうです、突如として、お休みをいただく運びとあいなりまして。 それも、取り損ねていた夏休みを、である。 といっても、普…

あ。 忘れないうちに、ひとつ反省をしておこう。 彫刻の森。 帰り際にカップルに呼び止められた。 イケメンさんとのデートで、テンションの華やいだ女の子である。 「写真とってくださ〜い」 あたしゃデジカメを持たない。 押し付けられたケータイも部屋に置…

追記。 彫刻の森のオブジェ。 あたしが見て回った範疇では、 『音』を意識したものがなかった。 せっかくのあの贅沢な空間だ。 共鳴や、反射を活かした表現をしない手はない。 客の参加のしどこでもあるしね。そういうアトラクションぽいのは。 子供の発想を…

四時半に起きた。 いや、起こされたよ。 固定電話が鳴ってね。ワンコール。 その瞬間、あたしゃ跳ねるように半身を起こしたものだ。 で、じっと電話を睨んでやったのだが、それだけで先方は切った。 むう。 前職で、深夜のトラブルでバイトに起こされること…

んで、 問題の論文を、全文読んでみた。 新聞に意見広告として載っていたのだ。 あれが最優秀賞にふさわしいかどうかはともかく。 拍子抜けがするほどにまっとうで、きわめて常識的なものだったよ。 ちぇっ、 なんだよ。 もっと過激で、珍説・奇説な、旭日旗…

ちょっとまえに地上波で見かけた映画。 キアヌ・リーブス主演の『コンスタンティン』。 そのとき闇生が見かけたのは、クライマックスのみだった。 事情は知らぬが、大天使ガブリエルにキアヌが踏みつけられていた。 そのガブリエルの中性的たたずまいがずっ…

たとえば、 赤穂浪士の討ち入り。 四十七士の面々は、見事、主君の敵を討ってヒーローとなった。 唐突になんだとお思いでしょうが。 最初に言っとく。長いよ、今日のは。 敵討ちは武士にとっての正義だもんで。 んが、それは将軍さまのお膝元でのこと。 花の…

朝、読みなおしてみて、自分でも何が言いたかったのか、わからん。 ☾☀闇生☆☽

ショート・ショート  『月とタネと』

ショート・ショート 『月とタネと』 お月さまのスポットライトを浴びて、もの悲しさのなか、ひとり歌っていると、 「おや、迷いましたね」 そう声をかけられた。 物陰に目を凝らすと、声の主はそこで銀色に光っている。 たしかに俺は道を失って途方に暮れて…

そうのたまったうえで、昨日に続ける。 ことさらえらそーに、やる。 もお、無理しちゃうよ。 その、なんだろ、 面倒なことは誰かが、どこかで、知らない間に片付けていてくれればいい。 肉はたらふく喰らうが、精肉の現場は忌み嫌う。 トイレは使うが、掃除…

生徒による学校のトイレ掃除。 横浜の市立学校で三十年ぶりに復活だそうな。 そう言われても、生徒に自分たちが使うトイレ掃除をさせていなかったこと自体に、驚き、桃の木、馬場猪木である。 対象は小学三年以上。 これには賛否両論がある、というのだから…

コンビニで、 たまにくじ引きをやらされることがあって。 何百円以上お買い上げごとに一回、とか。 あるでしょ。そんなキャンペーンが。 ハズレなら抽選の応募券で。 アタリは店内の商品だったりして。 あのね、 あれね、 誰もが「もらえるものは何でももら…

ネタバレ『Big Fish』感想。

ティム・バートン監督作『ビッグ・フィッシュ』。 DVDにて。 以下は、その感想である。 ネタバレと解釈されるかたもあるかもしれませんので、ご注意を。 その父は、ほら話の名手である。 だからその息子は、そんな父の語る奇想天外を聞いて育った。 しかし、…

like a star.

深夜に目が覚めて、眠れない。 なんてこったい。 気づけば、また抱きしめられているではないか。 得体のしれない、恐怖に。 つまりは不安に。 うっかりした。 観念して、起き上がり、パソコンをつける。 性懲りもないニュースやら、 おバカをほこるブログや…

おやすみ、スナイパー。

SM雑誌の老舗。 といえば月刊『S&Mスナイパー』だ。 これが年内いっぱいで、一旦休刊になるんだそうで。 あ。 あたくし闇生は、エロDVD屋でございます。 次号が最後。 休刊とはいえ、編集部は全員解雇と聞くから、廃刊といっていいんじゃないでしょうか。 だ…

赤めだか。

立川談春著『赤めだか』扶桑社 一気に読んだ。 師弟関係というのは、やっぱ俺にとってツボなのだ。 たまらん。 ましてや、視点がやさしくて。 まだ駆け出しの弟子が仰ぎ見た、天才立川談志という。 だから、あたしのような凡人にも共感しやすいのである。 そ…

ここのところ、通勤では落語ばかり聞いている。 それも志ん生ばっか。 あの、可笑しみ溢れる志ん生節にひとたび身をゆだねてしまえば、たとえそこが通勤電車であっても、たちまち湯船に早変わり。朝風呂に浸かったように、心もちはゆったりと広げられるので…

マンナンライフの蒟蒻畑が製造中止ですって。 もうすっかりコンビニの菓子コーナーに定着した、あのコンニャク・ゼリーである。 プラスチック製のお猪口のような容器に、蒟蒻ゼリーが満たされているもので、お通じにもいいと、長年人気を誇った商品である。 …

味のわからない奴は、才能がない。 だなんて言うのだな。 かの黒澤明は。 味覚のセンスがない者には、彼の映画作りのモットーであるところの、 「天使のように大胆に、悪魔のように繊細に」 は、貫徹できんよ。といったところだろうか。 この味覚というもの…

神無月も半ばを過ぎて、この期に及んでもなお、出るのであーる。 我が侘び住まいには、あれが。 なにがって、そのぉ、恥ずかしながら、蚊が。 夏の間は、アースノーマットをイージス艦の迎撃システムよろしく信用しているこの闇生であるのだが。 なんせ連中…

「なんか入った?」 その常連さんは、顔を見せるなり、必ず決まってそうきり出されるのだ。 恥ずかしながらあたしゃエロDVD屋でござる。 ということは、常連さんの問うのはその新作が入荷したか、ということ。 有り体に言えば、いいブツが入ったかと。 エロDV…

がっかりしちゃったよ。 もお。 あのね、先日、ここで、別役実の著書『演劇入門』に触れたのだ。 芝居にとっては、その劇空間の感じ方、感じとり方が大切であるとかなんとか。 で、だからこそ、テレビでの劇場中継は、芝居の旨みが半減するとも。 役者のクロ…

哀しいねえ。 みじめだねえ。 いつもいいようにあしらわれて。 同盟? 自立しない国に、はたして対等な同盟関係なんてあんのかね。 自立しない国に、自立した社会なんてあんのかね。 自立しない社会に、自立した社会人なんていんのかね。 自立しない社会人が…

ながいこと店員をやっていると、お客さんとのすれ違いも、数多く経験するもので。 といっても、なにもクレームだとかいう大それたことではないのよ。 ファールチップのような、そんなささやかなすれ違い。 思うに、店とお客さんの関係というのは、バッティン…

今日の産経新聞にあった興味深い特集。 それは例の秋葉原の無差別殺傷事件と、その余波を考察するもので。 『続17人殺傷の衝撃 上』 記事のなかで記者は、犯人の加藤に影響を与えたとされる人物を、水戸拘置支所に訪ねている。 その人物とは、金川真大。 土…

十三夜だそうで。 風が掃き清めてくれたせいで、ぽっかりとお月さま。 見守られてウォーキングを一時間。 明日からまた仕事でござる。 ☾☀闇生☆☽

空間的、とは。

よく言われれることだが、たとえば女性が、自分でそのイヤリングを外すとき。 右の耳のは右手で。 左の耳のは左手で。 という具合に、本来はそうするのが一番合理的であるのに、あえて手を交差させることがある。 右耳のを左手で、と。 そうすることで、ふる…

蛇足な補足をかますなら。 あえて「甘やかし」といったのは、そもそも『自分探し』というものが、査定基準を自分においているという意味で。 あれはプレイヤーの自分が、審判まで務めてしまおうという、不毛なゲームなのであーる。 自己嫌悪はどこまでもやさ…