壁の言の葉

unlucky hero your key

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『最強伝説黒沢』感想。

福本伸行著『最強伝説黒沢』ビッグコミックスピリッツ 全十一巻 読了 生まれたての赤ん坊というものは、まことにもって純なものである。 存在として確かだが、形として不安定で、 何色にもそまっていない。 まだ自己は確立しておらず。 やがておぼろげながら…

ついに『Naruto』の単行本全巻を、Book-off行きにした。 木の葉の里壊滅からの全員再生で、いっぺんに冷めて。 愛想が尽きて。 その後は職場の話題としておつきあいで購入していたが、とうとうその根気も果て申した。 思えば、よく頑張ったし。 おつかれ。 …

そもそも、 自分へのご褒美という概念になじめない。 こっ恥ずかしい。 よって、 ひとりもんとしての誕生日は、いつもこれといってすることもなく。 なし崩し的にスルーしている次第であーる。 けれど、 それがいけないのではないかと思ったね。このたびは。…

ガチガチの土木現場。 道路屋さんたちの怒号が飛び交うなかでのあわただしい交通誘導の一日。 久しぶりに充実した汗をかく。 それでもこの仕事への一般のイメージは「ただ立っているだけ」なんだろう。 そのイメージで入ってきて、ベテランにみっちりしぼら…

義務教育で、ヒップホップダンスが必須科目に。 ↓ http://sankei.jp.msn.com/life/news/120418/edc12041821030007-n1.htm あほくさ。 ああいうものってさ、 強いられて学ぶものなのかね。 義務化されるものなのかね。 ならばむしろ日本舞踊を必須課目にして…

泣いているのは、左目だけだ。 ☾☀闇生☆☽

『鉄コン筋クリート』感想。

松本大洋原作、マイケル・アリアス監督作『鉄コン筋クリート』DVDにて 原作に出会ったのは何年まえだったか。 そのときの印象は、必ずしも全面的な肯定ではなかった。 正直に言えば、新たな才能への嫉妬のようなものを抱いたものだ。 有体にいえば、ツンデレ…

これほどまで日本人に愛されつづける木に、 その花の美しさに、 底なしの狂気や死を見出した日本の文学ってのは、 あのね、 誇っていいよね。 桜の森の満開の下とか。 いや、 そもそも美と恐怖は、表裏一体なのか。 恐怖というより、畏れなのか。 とおりすが…

おい、黒沢。

カイジ描いてる人ので、何がオススメ? 漫画に詳しい元職場の後輩にメールでお伺いをたてたところ、これを薦められた。 『最強伝説 黒沢』 土建屋の、 これといった資格も持たず、 かつ人望のかけらもない平凡な現場監督として、 なんとなく歳を重ね、 なん…

あたしゃエロDVD屋の店員であーる。 勤務する店ではむろん通販も扱っている。 驚くのは、いまでも電話で注文をしてこられる方が少なくないこと。 もはや時代はネットで動画にありつけるのではなかったのか。 それをあえてアダルトのパッケージ売りで凌いでい…

『英国王のスピーチ』感想。

『英国王のスピーチ』DVDにて のちに英国王ジョージ六世となったヨーク公が、自らの吃音癖を克服してゆく物語。 それだけ。 予告にあるとおりである。 以下、ネタバレあらすじ。 ジョージ五世には三人の息子がおり、 長男が人妻キラーで遊び人のデイビッド(…

『すべての美しい馬』感想。

コーマック・マッカーシー原作、ビリー・ボブ・ソーントン監督作『すべての美しい馬』DVDにて 監督は『スリング・ブレイド』を監督・主演して有名。 あらすじ。 原作はマッカーシーの国境三部作と言われるうちのひとつ。 物語はテキサスの牧場から国境をまた…

なんでも午後から夜にかけて関東は嵐になるそうで。 そのためではないだろうが、ケービは本日仕事を頂けず。 年度が改まった途端に仕事が激減するのは毎度のことではあるのだが。 エロ屋もケービも単価が下がってしまったので、これから仕事が無い日が増える…

『once ダブリンの街角で』感想。

『once ダブリンの街角で』DVDにて アイルランドの首都ダブリンのとある街頭。 ギターを奏でて歌うひとりの男がいる。 その使い古したエレアコのボディには穴が開いていて。 どうやら長年のピッキングによって削れて開いてしまったようなのだが。 昼はウ…