壁の言の葉

unlucky hero your key

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

BLUE GIANT 最新刊 感想。

ヨーロッパ編『~Supreme』が11巻で完結し、アメリカ編『~EXPLORER』が始動。 二巻同時発売という戦略はうまいと思うし、読者としてもうれしい。 以下、ネタバレです。 さて国籍、性別、性格それぞれに異なる個性豊かな面々Dai Miyamoto NUMBER FIVE。 メン…

隣の。

隣室201号室のNさんの郵便受けに新聞がたまっている。 気づいたのが土曜。 二部が受け口に、もう一部が郵便受けの上にのせてあった。 未明に新聞が届くと、まるで待ちかねたようにそれを取りに出てくるのがNさんの日常的気配であった。 日曜の朝に四部目が…

つめこみ。

立川談志は弟子たちに云った。 落語はリズムとメロディーで覚えろ、と。 物語の構造だの展開の分析、時代考証、または我流のオチをつくることより先にすることは、噺を音楽的に体におぼえこませること。 そういうことでとょう。 文楽の歌い方や、 あるいは圓…

めんどい。

おだやかな日勤の日々。 この日は終日風が強かった。 いまあたしがついている現場の作業員たちは全員マスクをしない。 コロナに対するマスクの効果は、あれこれ言われていますが現場イメージを重要視する昨今でこれは珍しいのか、どうか。 しかも日勤ですか…

12か月点検。

わがクロスカブは110ccなので、点検義務はないとかあるとか。 よくわからんが、 よくわからんからこそバイク屋さんのお誘いにのっかってこのたび愛車をあずけてみたあたくしだ。 点検がめでたく終了した旨連絡を受けたので、引き取りに行く。 基本料金が…

セルフの店、追記。

機械のように正確な歌唱や演奏があれば、 まるで生の人間が演奏しているような打ち込みがあったりする。 それはずいぶんと昔からのことなのだけれど。 で、 そこにあたしたちはいちいち驚いたりしてきたわけで。 んが、 人が機械を真似るというユーモアも、 …

セルフの店。

まるで生の人間のような機械の音声で迎えられ、 商品を選ぶやただちに発券してもらい、 つり銭を忘れぬよう、 そして好きな席に着いて呼び出しを待つよう丁寧に説明までしてもらい、 やがてまた生の人間のような機械の音声で、完成した料理を受け取りに来る…

夜と町。

夜勤のあいまの休憩。 はじめての土地なら、あたしゃぶらりと散歩するよーなやつで。 職長をやってるときは現場を離れられないが、応援で参加しているときはすまん、ひとりと散歩を楽しむ所存。 仲間たちはそんなあたしを変な奴と見なしているらしい。 仕事…

見る。

街道歩きで思い出したのだけれど、 かつてあたしたちは月齢による暦を共通認識としていたそうですな。 二廿三夜塔などが甲州路のあちこちに遺されておりました。 お月見、 というのがかつてはあって。 信仰と呼ぶにはあまりに素朴で愛らしい習慣だったと想像…

バイ○の点検。

早いものでクロスカブ購入一年を迎えることに。 ということで義務付けられている12か月点検のために愛車をバイク屋にあずけてきた。 完了まで一週間ほどを要するという。 自覚していた気になる点はブレーキの泣きくらいかな。 おそらくはカスまみれになっ…

堀川惠子著『教誨師』感想。

堀川惠子著『教誨師』講談社文庫 読了 教誨師 『教誨師』という言葉をこの本によって知る。 死刑囚と対峙し、 対話を重ね、 そしてその執行に立ちあう宗教家のことをいう。 どの宗派の教誨師を選ぶかは死刑囚にゆだねられるが、むろん登録された団体のなかに…

あたしが職長をつとめる現場がいよいよ終了を目前にひかえることとなって、日々につかう人数を減らされている。 それは毎度のことなのだが。 先日は三日工程で組まれていた作業をその場の思い付きでやっちゃえやっちゃえとなり、一日で終わらせるアホっぷり…