壁の言の葉

unlucky hero your key

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

品。

自分の仕事に誇りを持てるというのは、仕合せだ。 けれどそれが高じて慢心になり、転じて他を蔑視するようになるのは、振る舞いとしてみっともないわけで。 なので「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」的に自分の取柄は謙虚にしておく方が好まれる、というの…

せまい。

あなたの自由は、誰かの不自由に支えられている。 あなたの不自由は、誰かの自由を支えている。 という二極でとらえる世界観も窮屈で、 つまるところが不自由だ。 さて、 手前の自由の拡大ばかり声高に叫んで覇権をもくろむ習性とは逆に、 狭さ慎ましさの中…

事情。

作業が思ったより早く終了した。 ところが、作業車を送り出し、通行止め解除の段取りをすすめるなか「待った」がかかった。 早すぎる解除は、まずいと。 なにがまずいのか。 通行止めの予告を観ていた人が解除後に通りかかって、 「何だよ、通行止めやってな…

『大きなトランクの中の箱』感想。

タニノクロウ作・演出 庭劇団ペニノ公演『大きなトランクの中の箱』DVDにて 回転舞台を四面四場に仕切った『はこぶね』がこの芝居の外郭を成す。 主人公は試験勉強にあけくれて気が付けば四十のおっさんになっていた受験生。 医師である父と二人暮らしで、権…

『さすらいのレコード・コレクター』感想。

エドワード・ギラン監督作『さすらいのレコード・コレクター』 新宿K’s cinemaにて。 副題「10セントの宝物」 20~30年代のジャズやブルース、カントリーのSP盤を収集するマニアを追ったドキュメント。 その名もジョー・バザード。 狩場はおもに田舎にある古…

はっぴー。

夜勤あがり、 チャリンコで帰る未明の甲州街道。 交差点のあちこちに警官が潜んで、チャリンコ検問のようなことをしている時間帯。 車道の自転車ゾーンは、飛ばし屋、煽り屋の行き交うこの時間帯には危険なので、ほとんど誰もいない歩道をちんたらと行く。 …

『フロウ』感想。

イレーナ・サリーナ監督作『フロウ ~水が大企業に独占される~』 松嶋×町山 未公開映画を観るTV DVDにて 日本未公開映画を紹介するテレビ番組のDVD化シリーズ。 今回のドキュメント映画のテーマは『水』。 この企画、またしてもサブ・タイトルで内容を語り…

『ステロイド合衆国』感想。

クリス・ベル監督作『ステロイド合衆国~スポーツ大国の副作用』松嶋×町山 未公開映画を観るTV DVDにて DVD化が2008年。 日本では2010年。 ほぼ10年前のネタである。 俗に「10年ひと昔」というが、状況はどれほど変化しているのだろうか。 タイトルで語り切…

赤あげて。

シルバー・ドライバーがブレーキとアクセルを踏み間違えて事故に至るというニュースは、相変わらずなくならないね。 あれさ、 対物センサーの開発にばかり頼らないで、バイク式にはできんのかね。 ブレーキもアクセルも『ふむ』という動作においては同じだ。…

『ザカリーに捧ぐ』感想。

カート・クエンネ監督作『ザカリーに捧ぐ』松嶋×町山 未公開映画を観るTV DVDにて 実際の殺人事件を被害者側からの視点で追ったドキュメント映画。 ある青年が、その元交際者に殺害された。 犯人はあきらかで、まもなく逮捕されたが、なんと被害者の子供を身…

『フロム・イーブル』感想。

エイミー・バーグ監督作『フロム・イーブル バチカンを震撼させた悪魔の神父』DVDにて。 原題は『Deliver Us From Evil』 『松嶋×町山 未公開映画を観るTV』というシリーズでDVD化されているうちの一本。 もととなったテレビ番組ではオセロ松嶋と映画評論…

『葛飾柴又 寅さん記念館』柴又にて。

いつも通り、計画を立てずにぶらりと都心に出て、それから行き先を決めた。 今週は『寅さん記念館』。 www.katsushika-kanko.com 記念館にはべつに期待してはいないのだが、柴又という町を見ておこうと思った。 フェリーニだの寺山だのにはまっていたケツの…

天国と。

だいたいにおいて天国とか極楽を描いた芸術作品よりも、地獄をテーマに描いた作品の方がのびのびとしていると思う。 地獄を描くには、自分のされたくないもの、見たくないものに対して作家は最大限に想像力を働かすだろう。 おぞましければおぞましいほどよ…

ジンジャー・マジック。

『岩下の新生姜ミュージアム』なとどいう、不届きな施設があるそうで。 見よ、そのサイトを。 ↓ shinshoga-museum.com 入口ににょっきりとそそりたっておりますな。 けしからんのが。 けど栃木じゃないですか。 車でもないかぎりホイホイ行ける地理的環境に…

がる。

おもしろいもの、などといものはどこにも無いよ。 あるとすればおもしろがれる心、それだけ。 ☾☀闇生★☽

『大江戸展』江戸東京博物館。

『大江戸展』江戸東京博物館。 両国にて。www.edo-tokyo-museum.or.jp いやなに、何も予備知識なく期待もせずに行ったもんだから余計に驚いた。 すごかったねえ。 先に言っとく。 おすすめっ。 行くべきです! あたしが行ったのがこの展示の初日。4月1日。…

ハンタ No.380 警報

やっぱ10話で止まったか。 コミックス1冊分ぶんは頑張ってくれたのだな。 やっとこさ12支んが活躍するところだったのに。 んで、 やっぱ彼女は彼(男)でしたか。 女いないのか、あの兄弟に。 で、それをことさらとりあげたりするものがいない。世間に…

追記。

アルミニウムのアルマイト加工の給食用食器。 さっそく雑炊つくって、出来立てよそって、あ゛っちちちちち! そりゃそうだろって。 そうか。 給食のぬるい味噌汁レベルでないと、手にもてないか。 とひとり苦笑す。 アルミのフライパンもほしいのだが。 ☾☀闇…

『Hokusai Beauty~華やぐ江戸の女たち~』展。

両国 すみだ北斎美術館にて http://hokusai-museum.jp/ 北斎といえば、あまり美人画のイメージがない。 富嶽三十六景に代表される風景画と、庶民の生活を活写した北斎漫画といわれる一連のシリーズのほうが馴染みがある。 けど当然のことながら、描いてはい…