自分の仕事に誇りを持てるというのは、仕合せだ。
けれどそれが高じて慢心になり、転じて他を蔑視するようになるのは、振る舞いとしてみっともないわけで。
なので「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」的に自分の取柄は謙虚にしておく方が好まれる、というのがお国柄でしょうな。
本当の取柄は、隠しても隠しても出てきちゃうものだし。
自己主張でどうにかなるものではなく、他が認めてこそである。
公に通用する取柄と、私的に好きなこととは一致しないことが多いもので。
だから声高に自慢しなさんなと。
それが本物ならば、自慢しなくとも認められるはず。
これとは逆に「底辺」を自嘲する向きがあって。
はい。あたしもそのひとりですな。
自分のうだつのあがらなさを、自嘲や自虐としてユーモアにしているうちはいい。
わきまえとしての謙遜とかね。
そうしつつも自分の仕事は果たしているわけで。
それなりに汗かいてもいるわけで。
ところが、こんな仕事誰でもできる。
あるいは、べつにこんな仕事なくても誰も困らないなどとヤケクソな態度をするのがたまにいて。
仕事とは呼べない、とか。
テキトーでいいんだよ。誰もどうせみてねえし。と夜通し無線で演説していたりする。
ならばさっさと辞めればいいのに、日当はちゃっかりもらい、それでたらふく好きなもの食って飲んで、肥るだけ肥って鼻毛をのばしているのだな。
つまり自己否定している。
するのは勝手だが、キャンペーンを張りなさんな。
見苦しい。
底辺以上に下劣だと思ふ。
なにも「武士は食わねど高楊枝」を言おうとは思わない。
武士じゃねえし。
精神まで底辺になってどうすんだよっ。
ベテランよ、
腐るくらいなら、辞めなさい。
続ける以上は、活きなさい。
☾☀闇生★☽