壁の言の葉

unlucky hero your key

2022-01-01から1年間の記事一覧

風のゆくえ。

「落ち葉は風を恨まない」 勝新版『座頭市』最終作での言葉。 盲目の座頭市との交流を経た武士の旦那が、市の竹水筒に書きのこした言葉だ。 当然市には読むことができず。 が、のちに知り合った孤児の娘お梅がこれをみつけて市に読み上げてやる。市は関心す…

黙る。

工事現場にハイビームするのってどういう気持ちでそうするのだろう。 なんの意志表示なのだろう。 昨夜は数台のタクシーにやられた。 必殺! 対人ハイビーム! あたしゃサーチライトに追われて脱獄するルパン三世かと。 お笑い芸人のフリートークで、タクシ…

日々。

24時間で3アクセスいただく。 あたくしなんぞに、かたじけない。 ありがたし。 ここのところの平均的な一日である。 昨夜の夜勤は中止でござった。 ミルク舗装の予定だったので、天気を危惧してのことだろうな。 いまW杯日本対スペインの後半戦が始まった…

実況せよ。

あたしゃゲームが下手くそだ。 けれどゲームで遊びたいという気持ちは、つねにあって。 丸一日どっぷりとゲームに没頭したいという欲求。 それがおっさんになった今もある。 たとえばバイオハザードのような死にながら覚えていくというスタイルが苦手なので…

おっさんがゆく。

午後一時頃起床。 おそるおそる寝返りをうつ。 ぎっくり腰の症状は次第に収まってきており、腰痛といってもよい感触也。 ただし油断は禁物だ。 立ち上がろうとすると、痛みと例の力の入らない感覚に襲われる。 明日の夜勤も念のため休む、と会社に連絡。 冷…

お題「思い切ってやめてみた事」 テレビと新聞、喫煙。……&サプリ。 テレビ 地デジ化のドタバタ期に、買い替えもチューナー購入もせずにいた。 めんどくさかった。それだけのことで。 ならばと、惰性ではなく本当に観たくて観ていた番組はなんだろうとあらた…

腰をやる。

ぎっくり腰、再発す。 何年ぶりだろう。 なるほど予兆はあった。 若いころ、箸も歯ブラシも持てなくなるほどの重度のぎっくり腰を経験しており。 それからというもの、腰の扱いには常に注意を払ってきたつもりではあった。 それはもう洗面所にしがみついて歯…

夜の抱擁。

真夜中に目覚めると、海鳴りが聞こえた。 海は東にあるのだけれど、寝静まった真夜中にふと風向きが変わるときがあって、北側の阿武隈山脈に反射した海の音がごうごうと空に轟いた。 幼い頃はそれがなんの音なのかわからなかった。 闇に慣れた目で天井の木目…

号泣。

お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」 小説 『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス著 『国盗り物語』司馬遼太郎著 『竜馬がゆく』司馬遼太郎著 『冒険者たち ガンバと15匹の仲間』斎…

夜勤にそなえつつ。

ついに月間100pvのお知らせすら来なくなった。 過疎民としてはダイアリーのころが懐かしいな。 が、これもまた身の丈だ。 ぐっとお酒をこらえて夜勤にそなえる。 だいじょうぶ。 だいじょうぶ。 昼酒せずに味噌汁つくったし。 茄子とネギとぶなしめじ。 めか…

葱の肩身。

三十年ほど前だったか、 代々木のはずれにあったレンタルビデオ屋に勤めていた。 VHS時代である。 もろもろあって前職から逃げ出して、日雇いをハシゴした挙句に疲れ果て、手元に小銭しかない状況で駆け込んだ店であった。 その頃の自宅はアパートと呼ぶのも…

職。

今日も昼からウォーキング。 二時間半。 知らない道を選びながらひたすら歩いた。 汗をかく。 出勤を減らしたぶん飲酒の回数が増えている。 古典楽器の工房を見つけた。 職人というのは、こういう人たちを云うのだなと思う。 少なくともこの工房で働く人を『…

はんたのヒソカ。

ヒソカ、ボノ、イルミが変装能力*1を持つことから、最新掲載に登場したヒソカの正体は? となっている模様。 ただグリードアイランド編でのヒソカを想起すれば、正体を隠すような性格ではないと思われるし。 また、蟻編の大騒動を知らなかったという情報収集…

闇獣。

ほらそこを、獣がゆく。 夜の路地裏をとぼとぼと、 闇の澱から這い出てきた醜き生き物、闇獣がゆく。 臭うぞ。 闇獣はくさいのだぞ。 そこらへんに捨て置かれた鬱憤やら憎悪やら妬みやらを手当たり次第に貪り食うから、くさいくさいゲップをするぞ。 屁もこ…

新刊。

めでたく新刊発売となったので、 ホチキス止めで保存しておいた前回掲載分はこれでやっと御用済みになるのかな。 ざっと見た感じでは、見開きページなどは掲載時より描き込まれております。 各考察サイトでは、今後そのへんの比較もすすめてゆくのでしょう。…

夜の終わりに。

現場から逃れて夜の街をひとり、歩く。 クレームとアクシデントの多い夜だった、らしい。 あたしのポジションでは何ごともなく極めて平和だったけれど。 無線も届かぬ場所で仲間たちはクレームと監督の激怒を浴びていたらしい。 それは終了後に知った。 笑顔…

跡。

かつて携わった現場はいまごろどうなっているのだろう。 休憩で通ったトイレ、とその公園。 銀杏の梢の下のベンチ。背もたれの傷。 砂場にずっと放置されあった黄色いシャベルと青い熊手。 水飲み場に置かれていた猫の皿。とその食べ残し。 ガードレールの凹…

コンプレックス

実はストーリーに興味をもてていないのではないか、と。 誰が? あたくしが。 常々そう思っていた。 犯人捜しとか、 殺害のトリックとか、 布石の回収だとか、 どんでんがえしという、通常は小説や映画のうまみとして持て囃されるあたりにさほど感じていない…

花輪和一『水精』

日本の中世に跋扈する精霊たちを描いた怪奇短編集。 水精作者:花輪和一ぶんか社Amazon 例によって怨念、執念、妄念といった人のあさましさにまつわる念が重層的に蠢いており。 それは作者の一筆一筆に至って、もうこれでもかってくらい綿密にねり込められて…

もはやこれまで。

現場から降りた。 それは後輩が職長をつとめる現場であり、あたしゃそのサポート役ではあったのだが、降りた。 まず職長が我慢の限界となって、降りた。 引き受けた仕事を途中で投げ出すなんてことは不本意なのではあるが、それを受けてあたしも降りたのだ。…

そぼ降る雨の夜勤。役所の立ち会い。 元請の保安資材の準備がテキトーだったので、叱責されておった。 確かに元請のテキトーぶりは前々から目に余るものだった。 そのシワ寄せはあたしらケービにどっとのしかかっているのだけれど。 当人たちがそれを深刻に…

あのね、自助論というのはね、 どうしようもなく救われたがる自分、つまり救われようとする自分というものが基点にあって。 助けてー、助けてー、と。 いやいやそうではなく自分を救えるのはつまるところ自分だけなのだからまず自分で立つ努力をしましょうよ…

なにをやってもうまいかぬ。 身から出た錆。 みすぼらしいものだ。 連休をのんだくれて済ます。

公衆トイレで雨宿り。 休憩所は喫煙者たちの天下也。 よって少数派のあたくしは這々の体で避難いたした次第。 夜勤はつづくのである。

公園 深夜

距離をおき時間がたてば、嫌だった奴もそう悪いやつでもなかったように思えてくる。 社会にいる以上は人並みにいろいろあったろうし、その都度傷つきもしただろうし。 何よりおたがい歳をくった。 これが大きい。 齢相応に人間が練られてきたはずであり。 な…

いやだいやだと言いながらだらだらといつまでも辞めない奴がいる。 だれも「辞めるな」なんて言っていないし、誰も引き止めていない。 なのに不平不満をこぼし、終始眉間に皺をよせ、首をかしげかしげ仲間の悪口を言いつづける。 誰も得していない。 むろん…

突き抜けた人。

かつてここでも取り上げたレコード・コレクター、ジョー・バザード氏が亡くなられたそうだ。www.youtube.com yamio.hatenablog.com 彼の自宅の地下室は、城だろう。 それも城主ひとりだけが独占、独裁する子供の城だ。 そっくりそのまま保存を。 おそらくそ…

呪い。

台風一過。今日から夜勤が稼働する。 台風の連休ということで、ほぼ部屋から出なかった。 目の前のコンビニを往復しただけであーる。 ウォーキングもしていない。 自分はなにをしていたのだろう。 読みかけのまま放置した書籍が山をなしている。 いつかちゃ…

歩く。

昼前に目覚める。 酔いは覚めており、夜勤までまだ時間があるのでウォーキングを敢行す。 土手のサイクリングコースを往復一時間半。 快晴。 まだまだ暑いが風が乾いて心地よかった。 桜の木陰をたどった。 気ままにジョギングしてみたり。 鉄橋の下にいつも…

雨。

夜勤。 外構の生コン打設~保安。 雨の中、屋外で十二時間であーる。 朝の九時まで辛抱すれば、日勤の連中が来て交代する。 その後夜の九時まで彼らが保安して、またあたしら夜勤組に交代して再度十二時間。 問題は休憩の件だ。 仲間と交代でとれるが休める…