壁の言の葉

unlucky hero your key

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

今泉力哉監督作『たまの映画』テアトル新宿にて たまを知らない世代にも、 とどこかに謳われていたが、はてしてどうだろう。 いろんな事情がはたらいたのか、映像は現在の元たまそれぞれの活動に終始している。 むろん元メンバーの口からは回想も語られる。 …

『ヤコブへの手紙』

クラウス・ハロ監督作『ヤコブへの手紙』銀座テアトルシネマにて フィンランド映画。 おそらく近い将来にこれは舞台化されるのではないか。 しかも日本で。 実現すればそれはまことにもって安直な発想と言えるのだが、そう思わせるくらいにシンプルで分かり…

『ナンバー23』感想。

ジョエル・シューマカー監督作『ナンバー23』DVDにて。 ひょんなことから古本屋で手にした自費出版の赤い本。 それは23という数字に取りつかれた男の手記、という体裁の小説であった。 歴史上の重要な事件や人物、身の回りの番地や生年月日まで、ありとあら…

これといった理由も無く週休ゼロで働く日々に、突如として休日ができた。 おおお。 といって生来の甲斐性なしだ。 子供のころからこのマイペースがはたして本当にマイペースであるのかといちいち確認することに忙殺させられるあまりに、ただただあわあわと焦…

『コーヒー&シガレッツ』感想。

ジム・ジャームッシュ監督作。 仮にラーメン屋のオヤジを創造主とするならばだ。 その腕によりをかけた一杯のラーメンは、つまるところなんだ。 さながらひとつの惑星と言えはしないだろうか。 ラーメン星には王チャーシューが君臨し、 面の皮もふてぶてしく…

姫っ。 どうか自殺は思いとどまりくださいませ。 もう二度とドングリなどの無理強いはいたしませぬゆえっ。 っと耳して、 おもわず噴いた。 一服休憩に足を運んだ丘の上の公園。 その芝の傾斜で、段ボールをソリにして遊んでいる女子小学生の一団が、そんな…

さみいな。 風つめてえな。 あいさつしても頑無視する住人たちってなんなんだろな。 あなたのすまいの補修にきたってえのに。 あなたの発注ではないにしろ、 あなた側の発注で我々はきたわけだし。 風つめてえな。 ☾☀闇生☆☽

伊達直人。 いたちちょくと、ではありません。 なんであれ、 パチンコによって知った層については触れないのだね。 逆にはっそうすれば、 いい歳こいたおっさんが、唐突にエヴァだの倖田未來だのにもりあがってるのも、そういうルートによる刷り込みだったり…

映画『パラノイドパーク』感想。

ガス・ヴァン・サント監督作『パラノイドパーク』DVDにて 物語的には、予告編で得られる情報で、ほぼ事足りてしまう。 公式ページなどで閲覧できるトレイラー。あれがすべてである。 http://paranoidpark.jp/flash/index.html (ちなみにこの公式のって、随…

留守です。 ☾☀闇生☆☽

かつては犬猿の仲と騒がれたデビシルとの和解や関係者およびファンの支援もむなしく、ミック・カーンが逝ってしまった。 まぎれもなく彼もまた唯一無二を遺した人であり。 いわずもがな、あのヘンタイ的ベースあってのJapanであった。 合掌。 ☾☀闇生☆☽

新年そうそうになんなのだが、 いつものように脈略やオチの見通しを一切たてずに、行き当たりばったりに書いていく所存。 年末。 『サルバドールの朝』というDVDをレンタルした。 舞台は独裁政権下のスペイン。 反政府活動という方便(?)のもと、その資金…

追記。 『サルバドールの朝』。 革命の資金稼ぎと称して銀行強盗をくりかえしていた一味のハナシである。 その一人が、検挙にまつわるドタバタで警官を射殺してしまったと。 主人公の死刑判決は、それによる。 で、だ。 歴史的背景を勉強してからでないとこ…

あれ、なんでなんだろね。 元日の営業中。 お買い上げいただいたお客さんかから、カウンター越しにひとこと。 「お正月はずっとやってんの?」 大晦日にそれを訊くのはわかる。 いや、わかってやることにした。 胸の底では『年中無休』とうたっているでしょ…