壁の言の葉

unlucky hero your key

2019-01-01から1年間の記事一覧

避難所。

避難所でおきたホームレス拒否の件。 その時点で仮に受け入れていたとしたら、それはそれで他の避難者からの苦情が来ていたであろうことは想像に難くない。 特に幼児をもつ親などは、神経過敏になるのだし。 それは致し方のないことなのだし。 衛生面やら、…

一過。

台風一過で。 夜が明けると土手には吸い寄せられたようにわらわらと人が水位を確かめに来る。 みな一様にその様子をスマホやカメラにおさめていく。 夜よりは水位は下がったものの、濁流の勢いはまだ怒りがおさまらないといった態。 昨年撤退した河川敷の名…

なふ。

警戒レベル4、なふ。 さっきの揺れは地震だったのね。 ボロアパートだから、たいして驚かないのだな。 どこかの部屋で誰かがリズムとってんのかと思った。 向かいのおうちのいつもミケが覗いてくる出窓には、養生テープでバッテンがしてある。 ミケからあた…

おっさん。

ここのところ若い俳優さんと現場をご一緒する。 劇団に所属していたり、その手の事務所に所属していたり。 みんなシュッとしていて、さわやかだ。 まあ、警備員という仕事がら、舞台人とご一緒することは珍しくはなかったことではあるが、ここのところ急に増…

あえて。

今年50歳とあいなって、 これを機に二段階右折、速度上限30キロ、原付進入禁止道路から解放されようとゲンチャリ卒業を目論んだ。 仕事の合間に教習所に通い。 といったって、たった8時間の受講なのだが、 タイミングが学生たちの夏休みと重なったがために予…

がんばれ。

マウスや粘菌が効率よく迷路を解く、という話はよくきく。 たぶん動画もたくさんあがっている。 有名なダニェル・キースの小説『アルジャーノンに花束を』は、たしか主人公がアルジャーノンというマウスと迷路解きを競うところから物語が始まる。 それは、知…

なんだかな。

ホテルなどの宿泊施設をチェックアウトするとき、御丁寧に寝具をきれいに畳む人がいる。 んが、それは清掃スタッフの手間をふやすだけだからやめましょう、的な話をよく聞く。 一にも二にも効率だと。 スタッフの手間を思えと。 二度手間だからやめてほしい…

こうべをたれる。

とある現場。 通行止めにしたはずが、一般の車両が入ってくる。 然るべき地点には、通行止め状況を広報し、う回路を案内する誘導員を配置しているのだが……。 ともかくもドライバーにわびた。 広報の誘導員がどう接したのかを尋ねると「何も言ってくれなかっ…

だぶすた。

電光看板の周囲〇〇mには工事車両を停めるな。 停めた場合、営業補償を請求する。 などと、看板の見栄えに神経を尖らせ、店頭の公共工事に対して注文をつけていたファミマ某店。 ここ一か月ほど、その電光看板の明かりが消えたままなのだが。 電球切れ? だ…

酔う。

50cc原チャ(Today F)での速度制限30km&二段階右折を卒業しようと、暇を見ては教習所に通っている。 どうせならMTを、とも思ったが、取得したところでどうなんだと。年齢と、現場通いを考えるとカブが身の程だろうと思う。 てかカブがいい。 カブ主にな…

おつかれ。

十四年前に、ひょんなコネから某雑誌に載った自作のショート・ストーリーを、後輩に読んでもらった。 こちらが照れくさくなるほどのリアクションまでいただいたのであるが、そこは後輩だ。彼なりの気遣いであろう。ズにのらずあたしも社交辞令しといた。 ん…

五分の魂。

台風一過。 この日は都心で社内研修が催され、 朝の時点でJR、私鉄ともに運転見合わせという非常事態に運営が中止の判断をくだすであろうと期待していたのであるが、 そこはバカだもんで。 なんらかの命令系統と規律に従って行動してこそ集団なのだが、 その…

人と話す。

摩擦をおそれるがあまり、先に「いい意味で」をつける話法は、ちまたにあふれかえっている。 それつまり、裏返せばこれからちょいと批判しますぜ、の狼煙でもあって。 けど、敵意はないので怒らんでね。めんどーだから、の意。 無意識につかっている人も少な…

the wall

才能の壁にぶちあたって嘆くなら、 むしろその壁に才能を見いだせ。 心の壁を前に立ちつくすなら、 むしろ壁の心に耳を貸せ。 言葉の壁に声を失うくらいなら、 壁の言葉を、聞け。 闇生

コーヒー・マシン。

寝酒、ならぬ寝動画として晩酌からの寝落ちへの道連れとして『バグダッド・カフェ』を観る。 あのテーマ曲がながれるとこまで見届けたらおちませう、と目論んでいたのだが、 結局、最後までくぎ付けとなったもーた次第。 何度見ても、タトゥ師の別れの言葉と…

くりかえす。

なんていうの、あのお見合い番組的な一連のジャンルは。 なんかあっちこっちで宣伝を見るのだが。 はじめましてから始まった男女の集団に、共同生活だかなんだかさせて、恋したのなにしたのというのを観察しようというアレ。 あたしゃおっさんだからさ、 昭…

こみゅ。

盆踊りというものを、もっと進化できないかみたいなことをかつて書いた。 クラブ的な、でもいいし。 ロックフェス的でもいいし。 んが、いま思うに、あのゆるさに意味があるのだなと。 老若男女。とりわけ老と幼が同じ踊りの輪を形成することにこそ盆踊りの…

下る水。

トライアスロンリレー通常通り実施 水質改善を確認 トライアスロンリレー通常通り実施 水質改善を確認 - スポーツ : 日刊スポーツ まず日常時の生活排水の処理自体が、いっぱいいっぱいなわけよ。大前提として。 下水処理の工程なんか、専門的な知識が無くて…

よし。 無価値なふ。 明日、峠をこえる所存。 闇生

せめて。

降るように次々と蝉が落ちてきて、 敷きたての合剤のうえに仰臥し、 湯気のなかでもがきながら絶えていく。 バルーンライトに突撃をくり返しては、失速して落ちてゆく。 作業車のアイドリングがうるさいとの通報があり、作業員は休憩中でも冷房の恩恵に授か…

見ているあなたを見ている。

お向かいの二階のまどに猫の影あり。 いま、零時半。 じっとこっちを見ている。 最近、夜中にふと気づくと、見られている。 闇生

Border LINE

もしも若くして子供を作っておったとしたらこんな息子だったろうと思えるほど年の差のある後輩に誘われるままLINEを登録す。 どうだ、この今更感。 若者のポジティヴに水を差さぬよう、そこは付き合っとこうと思った次第。 面目ない。 けど、まあ、ブログに…

夏。

ボイコット・ジャパン運動。 当のジャパンの興味は吉本お家騒動。 闇生

ぷち偽善でいく。

夜勤帰りの朝方。 わが詫び住まいのアパートのまえにおうんちアリ。 んなこた毎度のことで。 ほったらかしにしておけば、朝刊配達のバイクに踏み散らされて無残なことになってしまうので、片付ける。 落とし主のお腹の具合がよろしくないケースは、鍋に水を…

結果はっぴょー!

まるで筋書きができていたかのような。 結果的には、世間の感情に訴えることで、会社=権力側を悪に見立て、対する問題の芸人の印象を被害者的位置に可能な限り引き寄せ、それをもって会社が芸人を守ることにまんまと成功したわけで。 むろん意図的に誰かが…

順序。

芸人の酷薄なギャラについて。たとえば東京の落語界にあったような制度も、一理はあったのかなと思ふのだ。今にして思えばだけれど。 徒弟制度というのは失われつつありやすがー。 入門というのは月給を保証された就職とは違うわけであり。 給料もないまま見…

口上。

すくなくともこの時代に、 「安くします」 「楽にします」 というウマイ話をウリにする政治家ってどうなんすかね。負担ゼロで良くなるわけなどないのだから、 現状なにが問題で、 それを良くするために何が必要で、 どんな負担をどの程度かけるのか、 そこを…

個。

BLUE GIANT SUPREME 現在5巻目。 バンド、という概念がある種の結束したものになったのは、ロックからでしょう。 たとえばベーシストが脱退したとか新たなメンバー加入とかがことさらドラマティックに取りざたされるのは、ロックからでしょう。 それも看板を…

『BLUE GIANT』感想。

石塚真一著『BLUE GIANT』全十巻。小学館 読了。夢中で、あれよあれよという間に読了してしまった。 音による表現手段をもたない漫画で音楽を表現しようという試みにまず感服。 実際、十分すぎるくらいにジャズの『強さ』『激しさ』『躍動』が伝わってくるの…

「たい」の引力。

何かに感動したい。 多かれ少なかれ皆そう思って日々アンテナを張っている。 意識しているかしていないかの違いはあるのだろうけれど。 くわえて軽いものから重いものまで程度や質のちがいも様々にあって。 何か面白いものはないかなとネットを漁るときとか…