まるで筋書きができていたかのような。
結果的には、世間の感情に訴えることで、会社＝権力側を悪に見立て、対する問題の芸人の印象を被害者的位置に可能な限り引き寄せ、それをもって会社が芸人を守ることにまんまと成功したわけで。
むろん意図的に誰かが仕組んだわけではないのでしょう。
「そもそも嘘ついた奴が悪い」というのは所詮は理屈のレベルであり。
大衆を相手に理屈でモノを言っても通じるはずもなく。
ああして感情にうったえかけられると、大衆というものは弱いのよねえ。
どどどっ、とうつろう。
かくいうあたしも、うるっときましたとも。
うるうるうるうるっと。
そうであってこその大衆なのだし。
よってたかって俺も俺もと鬼の首とっちまえと。
で、そうして会社側をバッシングする風潮にのっちまえと。
つーわけで、
ともすればテレビの、とりわけバラエティの衰退の決定打となりえた事件でしたが、これを機に盛り返すのでしょうか。
同情はお笑いにとっては障害ですな。
干された芸人やタレントたちが、雪崩を打つようにYoutuberデビューをかます、なんて流れもちょっとだけ期待したのですが。
今年か来年の『笑ってはいけない』あたりで自虐ネタかましてカムバックといったところでしょうか。
闇生
