夜勤帰りの朝方。
わが詫び住まいのアパートのまえにおうんちアリ。
んなこた毎度のことで。
ほったらかしにしておけば、朝刊配達のバイクに踏み散らされて無残なことになってしまうので、片付ける。
落とし主のお腹の具合がよろしくないケースは、鍋に水を汲んで流し去っておく。
んなこた、誰も気づかない。
だもんで、
おっし、ぷち偽善。
返す刀で、コンビニで朝酌を調達。
サラダ無しで、肉系のみでワインやっつけたろ、とプチ偽悪。
ざまみろ、オレ。
昨夜、その落とし主のご対面がかなった。
ゴミを捨てにアパートを出たところで、奴はその絶賛落とし中なのであり。
あたしに気付きはしたものの、なんせ最中だもんで。
キリのいいところまで頑張って、キリをつけて逃げてった。
すまんな、出し切りたかったろうに。
闇生