十四年前に、ひょんなコネから某雑誌に載った自作のショート・ストーリーを、後輩に読んでもらった。
こちらが照れくさくなるほどのリアクションまでいただいたのであるが、そこは後輩だ。彼なりの気遣いであろう。ズにのらずあたしも社交辞令しといた。
んが、
その十四年前の雑誌のバックナンバーを検索し、Amazonで買いやがったのだな、そいつってば。こともあろーに。
その次の号まで注文しやがんの。
不肖闇生の文章が載ったのは、その二冊のみで。
ちょいとしたいざこざと、わだかまりをのこしたまま、あえなく連載から外されてしまったのであるが。
まあ、それはいいさ。
とにかく、十四年前のあたし。おつかれ。
闇生