警戒レベル4、なふ。
さっきの揺れは地震だったのね。
ボロアパートだから、たいして驚かないのだな。
どこかの部屋で誰かがリズムとってんのかと思った。
向かいのおうちのいつもミケが覗いてくる出窓には、養生テープでバッテンがしてある。
ミケからあたしへの駄目だしと解釈しておく。
でいま、台風にちなんだ曲など検索して、やり過ごしているとこ。
ぱっと思い出したのは、はっぴいえんどの『台風』とサディスティック・ミカ・バンドの『颱風歌』。
泉谷しげるのライヴ盤『HOT TYPHOON FROM EAST (イーストからの熱い風)』。
近いところで細野さんの『ハリケーン・ドロシー』。
破壊して命を奪いもするが、同時に再生をうながして命を与えもする。そんな天災(自然)を神、とみなして受け入れてきたのがこの国の国柄なわけで。
ちっぽけなこっちの都合だけでどうこうできない偉大な営みのなかで生きていく、とはそーゆーことで。
とことん付き合う、とはそーゆーことで。
追記。
そういや台風に名づけないよね。日本は。少なくもニュースや気象庁では擬人化していないみたい。
米国ではドロシーとか女性の名前をつけるのが当たり前になっているけれど。
番号付けで扱うよりも記憶に残ると思うのだけれどね。そのほうが教訓としてのこる。
伊勢湾台風とか名前が付くと、後世につながるのだけれどね。
時代的に、土地の名前は土地の差別につながり、人の名前なら性別や同名差別につながるとかなんとかそーゆーことなんでしょうか。
番号で仕分けしてんだから、神は宿らねえよな。
闇生