壁の言の葉

unlucky hero your key

2011-01-01から1年間の記事一覧

等々力の某公園にて。 ☾☀闇生☆☽

『無限の住人』二十八巻。 相変わらず、メスのラインがエロいっす。 この作家、 容赦のない残酷描写がどうのこうのと言われがちなんでしょう。 けれどそれ以前に、メスの、 とあえていいたくなるオンナならではの身体のラインに、 おっさんは唸ります。 唸ら…

どうやら、 我が忌まわしき風邪さんは、 ひとまずは落ち着いた模様でござる。 もう随分とまえから、あたしゃ風邪ぐらいで医者や薬にたよるのをやめていて。 持ち前の不精がそうさせているのかもしれないのだが。 医学にたよろうがたよるまいが、結局のところ…

熱、37.6度。 洟がしとどに滴って、とまらない。 暑かったり、寒かったり。 自転車の通勤は汗だくで、そのあと冷えるが、日中は汗ばむし。 電車は電車で暑いしなあ。 装備の入ったでっかいバッグをかかえて通勤電車に紛れ込むのが嫌でね。 ついつい無理をし…

本日、 本業のエロDVD屋のほうの事情であたくし、 お休みをいただくことに。 ならばこれを機にと、 もうひとつの仕事であるところのケービで義務付けられている健康診断を受けちまおうと、会社指定の診療所に自転車でえっちらおっちらとおもむいたのであった…

風邪ひいた。 火曜といえば、 ひがないちにち蚊の大群になやまされるような現場で。 ま、そんな陽気で。 なのに昨日があの寒風でございましょ? そのなかをだな、 のべ四時間も自転車で汗だくになってたものだから、頭痛いし、 寒気するし。 そりゃあ帰宅し…

I don't wanna be free♪ で、 ひとりになりたくないという意味か。 なるへそ。 先日ここで触れたドリームガールズでジェニファー・ハドソンが歌うのですがね。 ちょっとどきりとしました。 さすがはFreeの卸問屋の国。 その概念をありがたく輸入したあたした…

『ドリームガールズ』感想。

ネタバレで。 シュープリームスが大スターとなっていくその過程の内幕を描いたミュージカル。 固有名詞はすべて置き換えられていて、いくつかの人物は実在をモデルに作り上げられているので、決して実録物というわけではない。 んが、 かつて元メンバーによ…

チベットはいま。 ↓ http://sankei.jp.msn.com/world/news/111020/chn11102019490003-n1.htm ☾☀闇生☆☽

「あっ。雨のにおいがするからいそいでかえろうね」 立哨するあたくしの前を通りすがるひとりの幼女。 彼女がその弟の手を引きつつ放った言葉であーる。 先週のことであったが、 あたしゃえらくえらく心動かされた。 で、 それをここへ書きとめよう書きとめ…

あら? 羽根? 見上げればふわりふわりと白やグレーの羽毛が舞い降りてくる。 曇天の空に、 それらは溶け込んで際限なくつづくよう感じられた。 走れ、フォレスト! 走るんだ! 立哨場所をかえてみた。 すると、 向かいの民家の屋根の上でカラスがハトを啄んで…

トータルで四時間も自転車をこぎ続けたせいだろうか。 帰宅するなりぐったりくるかと思いきや、 夜中に目が覚めてしまって、それから眠れない。 津久井道の悪路。 歩道はあったりなかったりで、 わき道を迎え入れる傾斜も昔ながらの鋭角な仕上げのままだから…

ショーン・ペンが主演した『I am Sam』という映画。 そのデキはといえば、 実のところあたくし的には赤点なわけで。 その評価は今もって変らぬのだが。 うん。 白状しておこうか。 そう断言しつつもあたしゃあの映画で泣いているのだな。 それも大泣きしてい…

水曜日は、西荻。 雨の中でケービ。 寒かったあ。 近くに何もなく、昼飯は公園であーる。 猫たちはベンチの下で、 あたしゃ便所の軒先で雨宿りと。 せめてカップめんで体温を、 つまりはカロリーを奪い返さんとしてずぶ濡れのままむさぼったわけでえ。 雨音…

野田秀樹の芝居に『赤鬼』というのがある。 とある島国のちっぽけな港町。 そこに、嵐によって遭難したのだろう、 異国からひとりの男が漂着する。 町の人々は海の向こうを知らず、 そこに世界があることすら知らない。 よって自分たち以外の人種の存在も、…

液体蚊取りは、いつもすこし足らず、 麦茶のパックは、かならず余る。 なにゆえ徳用にしたのか。 と夏が終わる。 仕事で致命的な失敗をして。 その致命的に、というのは業務上のことではなく、 主にあたくしの人間性としてのことであり。 嗚呼、 と凹んでい…

……ってことで、自由とは。 なんて、大きく出ちまいましたが。 はみちんどころか、丸出しですが。 さらに大きくかましやしょう。 それすなわち、 自分の命よりも大切なものを知ることにある、のだ。 なりふりかまわぬ生存至上主義の向こう側ということ。 なん…

パレスチナ。 国際社会にいち国家として認められるということは、 つまり、 晴れて自前の軍隊が持てるということなのでしょう。 それまでは非公認の武力、 テロリズムにたよるしかないと。 なんせ軍隊がないんですから。 独立とは、なにをおいても公認される…

ヴゥゥ、ヴゥゥ、ヴゥゥ…。 朝五時。 ケータイのヴァイブ音におこされる。 夢うつつに手を伸ばしたのだが、 見ると着信していない。 え? 音をたよりに探索すると、 すでに使わなくなって久しい方のケータイが鳴っていることを知った。 知らない番号からであ…

というわけで、 午後からの半日出勤。 一時間二十分かけてひーこらひーこらばひんばひん。 自転車で現場に駆けつけてみると、 なんとなんと誰もいない。 作業開始時刻を過ぎても、しんと静まり返っている。 十五分経って、支社に確認を要請。 返事を待つこと…

『冷たい熱帯魚』感想。

園子温監督作『冷たい熱帯魚』DVDにて 以下、ネタバレでいく。 どうにもこうにも、不細工な映画である。 お話の構成やら、 事物の対比、 演技設計、音楽の統合化といったありとあらゆる点でバランスへの配慮が感じられない。 (※追記。むろん吹越は安定してい…

今日も、 おつかれ。 ☾☀闇生☆☽

強い日差しに負けじと、 売り子さんが大通りに向けて声を張り上げている。 いつもより 20%オトコで〜す。 え? 何度聞いても、 お得、がオトコにしか聞えない。 その2割とはいったいぜんたいどの部分なのかと、 して何故そこだけオトコってしまったのか…

井の頭公園の昼下がり。 ひとり木陰のベンチで持参した握り飯をいただく。 遠慮がちに繰り返されるクラシックギターの練習を聞きながら新聞を読んでいると。 「あのぉ。 痛みや悩みを取り除かせていただきたいんですけれど。 あのぉ、ぜったいにお体には触れ…

ふだん、 シリーズもののテレビアニメを観ないからなのだろう。 田舎っぺだからなのだろう。 時間枠を埋めるためと思われる余計なシーンやエピソード、 ウケをねらったポーズやキャラや、 もったいぶったギャグに疲れて、 というより、このおっさん照れてし…

すごいのはね、 バーバラ・ストライザンドが、 まつ毛の先から瞳の揺れ、唇の動きまで、完璧にバーバラ・ストライザンドを演じきっているところね。 一点の無駄も不足もなく、満点のバーバラなのだ。 お相手が巨匠バート・バカラックであってこそなのかもし…

た だ の 一 度 も 夏 を 笑 わ せ ら れ な い ま ま に、 君 が、 終わります。 もとい、 君を笑わせられないままに、 夏がおわるのです。 ☾☀闇生☆☽

うわっ、 これおもしろいなあ。 あとで教えてあげよう。 と思ったその人とは、 夢の中でしか話したことがないと気づく。 ☾☀闇生☆☽

コーマック・マッカーシーの『すべての美しい馬』を読みはじめた。 その、異様に長く、 かつ冗長とも思える独特のセンテンスをこなしてゆくうちに、 彼が好んで描く、国境の乾いた空気が恋しくなって、 つい、 映画『ノーカントリー』を観なおす。 久方ぶり…