壁の言の葉

unlucky hero your key

V フォーヴェンデッタ

 ……ってことで、自由とは。
 なんて、大きく出ちまいましたが。
 はみちんどころか、丸出しですが。
 さらに大きくかましやしょう。
 それすなわち、
 自分の命よりも大切なものを知ることにある、のだ。
 なりふりかまわぬ生存至上主義の向こう側ということ。
 なんてことを娯楽映画の中で再確認した次第でござった。


 早寝早起きして、
 『Vフォー・ヴェンデッタ』を観たのだ。
 あまり期待せず、
 息抜きにでもなればめっけもんと、
 前情報も入れずに挑んだのが良かったのだろう。


 大当たり。


 ナチスだか北朝鮮だかのようなステロタイプ全体主義と、
 それに対して孤軍奮闘して抗う仮面の主人公という、あれだ。
 ああ海外のコミックスらしいよね、という一見ベタな設定なのであーる。
 手塚の描くSFとかね。
 まあ娯楽ですからそういうことでいいんです、
 などと斜に構えていたら、あーた。
 長尺なのに、ついつい引き込まれちまったではないの。


 ジャケの仮面のイメージだけで食わず嫌いにしているあーた。
 そう。あなたっ。
 おすすめです。




 もう一回は観るかもしれない。
 あとで感想もかくかもしれない。
 



 ☾☀闇生☆☽