壁の言の葉

unlucky hero your key

近況。

 断酒はつづくーよ、どーこまでもー。


 この際なので立川断酒を襲名しようと思う。
 思わないが。
 やけくそである。
 今回の痛風はしつこいねえ。
 長引くねえ。
 右足の指の付け根の裏一帯からはじまって、親指の付け根に移動。
 それがもう何週間も続いている。 
 歩けないほどの痛みの峠は越えた。
 けれど、それをかばって歩き続けたからか、今度は左足の足首を痛めてしもーた。
 夜中にトイレに行こうとして激痛。 
 なんじゃこりゃー!と松田優作ばりに慄いた次第。
 りょ両足ともだめかいなと。
 一日仕事を休んでアイシングをつづけ、どうにか夜勤に復帰したはいいものの、その勤務中にまたも左足が悪化。


 もおおお。


 加えて変な間隔で襲来する頭痛に苛まれることに。
 んで、部屋にこもって断酒を続けつつYouTubeで兵頭大樹の『げちゃ呑み』をエンドレス再生。
 モニターを二分割して、右の画面でげちゃ飲み。左の画面でTwitter
 そういう塩梅で不貞寝を決め込んでいるのだけれど、Twitterにはすぐに飽きてしまって左画面もげちゃ呑みにする。
 すると同じおっさんが、左右でそれぞれ別の日の宅飲みを晒しておる。
 惰眠をむさぼり、ふと目覚めると、右も左もタオルをアタマに巻いたメガネのおっさんが関西弁で酔っぱらっているわけよ。


 「嗚呼、げちゃ割っちゃうんだよなあ」つって。


 そうしてほぼほぼロックなだけのハイボールもどきをぐびぐびやっておられる。
 うらやまー。
 ええよなあ。
 あたしゃなにやっとんのかと。 
 あたしゃなんなんだろうかと。
 


 最近、仕事が楽しくないのである。
 好きになれない。
 仕事が。
 仲間も好きになれない。
 おっさんになったらそういう悩みなんか解決しているものだと、若い頃は思っていた。 
 んが現実はなかなかそうはいかんのだわな。
 同僚や後輩たちの話を聞いても、仲間を尊敬するような話題を耳にしたことがない。
 新人の頃は先輩たちの技量に感心したし、なかには人格を含めて尊敬する先輩もいた。
 そういう縦のつながりが、ようするに世代的・時間的な連続性がリレーされてこそ、その先に展望があった。
 それがいま、物言う年配はすべて『老害』の一言でかたずけられている傾向であると。 
 そこはひとまず「すまん」と。
 不徳の致すかぎりでござんすと。
 けれどその『いわゆる老害』たちも、あたしがみるところ若い頃からその『資質』はあったし、それがそのまま陶冶されずに歳食っただけのことだ。
 つまり他人を安直に『老害』呼ばわりでやっつけて済ませるような思慮を、そのまま純粋培養したのが『老害』だ。




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 むろん、人のことは言えんな。
 飲みたいねー。


 
 ☾★闇生☀☽