今朝がた、地元の富士そばは営業していました。
24時間営業再開。
緊急事態宣言をうけて、このところ早い時間で店を閉めていたのは把握していたのだけれど。
未明の散歩で通りかかると、明かりを落とした店内の厨房にいつも店員さんの影が見えていた。
営業自粛時間内でも、店員さんは結局24時間シフト制で働いていたのである。
ときおり、店の裏口あたりで一服している姿を見かけることもあったけれど、仕事着なので、待機もしくは仕込みという形で会社は給料を発生させていたのかもしれない。
公共工事の本格的な再開は月曜からでしょうか。
あたしゃ先週1勤務しかしなかった。
けれど、同僚たちの多くが週頭から開始する現場にあてがわれている模様で。
あたしも夜勤の指示を受けている。
ただしそれが連続するかどうかは不明。
自宅待機、あたしゃぜんぜん退屈しないクチなので、できれば出たくはないのだけれどね。
食べていかねばならんのでね。
すんませんね。
で、気になった記事を紹介。
まずはNEWSWEEK日本版。
いまだにこうしてマスクやロックダウンの効果に確信が持たれていない。
つまり精確には解明されていないのね。
世間はやたら特効薬だの、一発逆転的な手っ取り早さを外に求めるけれど。
長期戦は覚悟してじっくり行こうじゃないの。
物事はひとつひとつ、じわりじわりとしか進まないものである。
悲観論も楽観論も、そして諦観論まであるようですがー。
日本の場合、いまの被害者数で抑えられているという事実をくんで、少なくとも手洗いとうがいの徹底と濃厚接触の回避はし続けたほうが良いでしょうなー。
濃厚接触の回避は小売りや飲食、ひいては経済にまで影響しますが、手洗いとうがいは、仮にウイルスに対して効果が薄いとされたとしても、損はないでしょ。
それと補償について、BBCのこの記事が目をひいた。
大変、興味深い。
そしてこの各国の対策対応もまた、先行き不透明ななかで行われているわけね。
この先、間違いなく訪れると見込まれる不況を見すえたうえで、考えないといかんですな。
というわけで、あたしゃ家籠りがまだまだつづくとみて、ニヒル牛の『旅本展』を通販で利用する。
大人買いしてやる所存でなのあーる。
もうね、安定打率の常連作家たちの本はフライング注文したし、振り込みもとっとと済ませたので、あとは待つだけなのよ。
ロン毛でマスクの石川浩司が、企画の魅力を紹介してくれています。
石川浩司の ニヒル牛・旅の本展2020観光案内
マスクがズレるたびに炸裂するおっさんのチラリズムに幻惑されてしまったというお方には、一冊ずつ紹介されたこちらをどうぞ。
ゆーときますが、
これ『旅本』という不思議な語感。これがポイントね。
タビボン。
紀行文と呼ばず。旅行エッセイともいわず、『旅本』だ。
本づくりまでを作品と見なすからだ。
だから体温があるのね。文章はむろんのことながら、本にまで。
そう。それぞれの作家が、本のデザインや手触りにまで意を凝らしているところがミソなのよ。
旅の定義も、
好みも、
書式も、
様式も、
みなみな奔放で、屈託なく。
手書きの小さな文字でこまごまと執念のように趣好をつづる人もあれば、
緻密な手作り作業でぴしっと製本してくる人もあれば、
写真を中心にどーんとかましてくる人もいて、
自作の挿絵の画風までが、ほかの誰のものでもない自分の言葉になっていたりする。
旅の定義となると、またさらにユニークだ。
それはもうこちらが勝手に思い込んでいた『旅』の認識をもののみごとにすかしてくれるのだな。
そのズレをこそ、愉しめと。
楽しめコノヤローだ。
詳しくは、サイトでどうぞ。
闇生