被災地では小さな略奪が起き始めているようで。
それも急場しのぎとしてやむを得ず、というわけでもないらしい。
目撃情報の多くが犯人は近県もしくは遠方のナンバープレートの車であったという。
つい先ほどもこんなニュースがあった。
被災地でみかん窃盗か 自称大学生逮捕 “ボランティアで来た” | NHK https://t.co/E6Q4H2XUpb
— Yamio (@Yamio42529836) January 5, 2024
自称だけれど大学生を名乗るくらいだ、まだ若いのだろう。
愛知から遠征してみかん泥棒かよ。
うちの学生バイトだって勤務日増やしてそのぶん募金するんだって張り切ってるよ。
若いのに、何を持て余しているのだろう。
働けよ。ふんとにーっ。
それから気になったのがこれ。
自販機荒らし。
【憤り】石川・穴水の避難所、40~50代の集団が自販機破壊し金銭盗む 「避難所がパニックに」https://t.co/DI9Q6YWpKd
— ライブドアニュース (@livedoornews) January 6, 2024
1日夜、男女4、5人の集団は「緊急だから」とだけ話し、女の指示を受けた複数の男がチェーンソーとみられる道具を使って自動販売機を破壊し、飲料水や金銭を盗んだという。 pic.twitter.com/2Dv11IdRpD
1/7追記
誤報だったという情報もある。
被災者たちの水分補給のため管理者に確認を取ったうえで、とのこと*1。
↓
news.yahoo.co.jp
しかしはて、
自販機は災害時に商品を無償で取り出せるように設計されていると聞いたことがある。
わざわざこじ開ける必要などないのでは、と思って各社のHPを調べてみた。
- Rescue Vender
日本災害自販機協会。
災害自販機専門メーカーと謳う。
設置地域は静岡、東京、埼玉、千葉、神奈川、群馬、栃木。
災害時はカギを時計回りに回し、ロックレバーを押し下げる。
特徴は、
通信ネットワーク技術を活用し、遠隔操作により無償で製品を提供できる自動販売機。
電光掲示板に災害情報を流し、本体に残っている飲料を無償で提供する。
- DyDo
災害救援自販機は3タイプ。
- バッテリー式 蓄電バッテリー搭載。停電時に非常用電源に切り替わる。
- ハンドル充電式 停電時はハンドルを回して発電。非常用電源としても利用可能。
- ワイヤー式 停電時に鍵で扉を開け、内部の付属ワイヤーを引っ張ることで商品が取り出せる。
https://www.dydo.co.jp/jihanki/saigaikyuuen/
- HACHIYOH
取り扱いメーカーは
アサヒ飲料
KIRIN
SUNTORY
pokka sapporo
使い方は上記DyDoと同じ3タイプ*2。
- SUNTORY
管理者が開錠して非常用に切り替わる。
管理者が開錠するスタイルの場合は管理者次第となるけれど、
遠隔操作タイプは切り替えがなされていれば飲料を手にすることができる。
あとはその切り替えの基準の問題か。
DyDoのバッテリー搭載型は停電でも通常通りの販売ができるのだと思う。
手回し充電が使用できれば、スマホ等の充電もできるという優れモノだ。
今回の震災を機に、近所の自販機がどのタイプなのかあらかじめ確認しておくとよろしいのではないでしょうか。
なんにせよこれらの機能を搭載した自販機が街中にあるというのはいざというときに心強い。
覚えておこう。
被災時は条件さえ整えば自販機を破壊しなくとも飲料にありつけるのである。
追記
肝心なのは自販機の設置場所は把握できても、それが災害支援型かどうかまで普段から意識されないこと。
Googleマップなどで検索できれば実用性が増すのではないでしょうか。
- さらに追記
www.yomiuri.co.jp
被害届が出された模様。
破壊の許可を取ったとされていたけれど、管理者側(学校側)は知らないと。
当時、学校関係者はその場にいなかったという。
☾☀闇生☆☽
- おまけ。
キリンは『みまもり自販機』というのも設置している。
防犯カメラが搭載されており、犯罪などが起きた場合に映像提供をするという。