壁の言の葉

unlucky hero your key

覚え書き。

 ここ数日の覚え書きを。

 

 発売前PVの第二弾だったか三弾だったかのオープニングは、オリジナルFF7の決定ボタン音だった。
 オリジナルをプレイ済みの人たちは、あの『フィン』という尻上がりの音を刷り込まれている。
 なのでパブロフの犬よろしく「フィン」で「FF7だ!!」となったわけで。 
 リアクション動画でもそうだったよね。
 けれど、実際のところremake版にはあの『フィン』は採用されていない。
 もったいない。
 決定ボタンの音がああまで有名なのって稀有でしょう。
 活かせばよいのに。


  • ネット広告。

 『元ハゲ絶賛』とか『デブほど痩せるよ』とか『絶対に儲かる』などをよく見かける気がする。
 ネットはテレビやラジオほど制約をうけないのだろう。
 売り口上が露骨で品がない。
 芸もない。
 制約が弱いほど人はアタマをつかわなくなる。
 宣伝も同じ。
 制約はその程度・加減によって制度とも言い、様式とも言い、規則とも言い、作法と言い、ルーティンとも言う。


  • ゲーム実況。

 を、とりあえず始めてみる動きが身近にいくつかあって。
 あいつもこいつも。
 こっそりやっている人は、もっといるはず。
 まずなんか配信してみたい。
 それからネタをさがすけど、ない。
 んが、
 簡単そうなゲーム実況ならできるだろう、という流れがあるようで。
 ゲーム好きだしー、みたいな。
 実況もいっぱい見てるしー、みたいな。
 だって仕事つまんないしー、と。
 けど攻略ではなくて実況の場合、うまさを見せたり競ったりするのではなく、リアクションがミソでしょ?
 リアクションの豊かさや、言葉のチョイス。
 それまでだまって部屋で一人でゲームしてたのが、うっかり実況をはじめてみたはいいものの。
 つまりそれまで観客席にいたのがステージに立つ、とまではいわないが観劇のリアクションをご披露するわけですよ。
 観察されるわけ。
 わかってんのかな、あいつ。
 

  • 会話術。

 武田鉄矢
 伊集院光
 カジサックなど。
 ほめる感想を先に述べてから本題に入っている。
「まず、御本を読ませていただいて感動したのが、何々」
「おもしれえなって思ったのは、何々」
「すっげえな、と思ったのが何々」
「腹抱えてわらったところが何処どこ」

 褒め・肯定から入る。
 相手を安心させてから、なのだな。
 けどその技術に気付いてしまうと、肯定されることを警戒してしまう。
 昔営業してたときに教えられた「Yes.But…」の論法だ。
 
 

  • エリート。

 前例のない状況や危機的状況に正解なんて無い。
 しかしエリートは正解を出すことに長けた人たち。
 正解を出す訓練を勝ち抜いた人たち。
 平常運転の音頭をとり、それを平常運行させるためのプロ。



 
 
 
 闇生