髪がうっとうしい。
そろそろ切ろうと思っていたところにきての今回のコロナ騒動であった。
年度末を終えればいったん現場が落ち着くだろうから、そうしたら切ろうと考えていたのである。
四月になればコロナも収拾がつくとだろうという甘い見込みは、あえなく外されて。
そこで「 意を決して 」といえば大げさになるのだろうが、
さすがにおっさんでこの髪の長さは印象がわるいと判断した。
だいいち目にかかる。
かゆいかゆいになる。
目に届くだけまだ髪があることに感謝はするが、
清潔感がなくてはマスクでのエチケットどころではないではないかと。
会社からも指摘された。
おっさん、はよ床屋行けよと。
調べると行きつけの個人の床屋さんは、営業を続行しているではないか。
どうせだから自分で坊主にしたろかとも思った。
んが、
このご時世だ。少しでも売り上げに助力せねばなるまいと思いとどまることに。
ということで、濃厚接触を覚悟で床屋へいった次第であーる。
近所では1000円カットチェーンは営業自粛中。
資本力のあるチェーンだとしても、従業員たちに支払う給与はばかにならない。
チェーンだからこそ抱えるスタッフも多く、経営者はその生活保障に悩んでいることだろう。
そもそも社員制度なのだろうか。ああいう店。
もしもバイトや派遣的なあつかいなら、自粛中は給与保障されないのだろうか。
おかげで1000円カットの客がこちらに流れてきた、と我が行きつけの店主がいう。
けれど、そもそもが1000円カットを選ぶような客なので、営業自粛が解除されればまたそこにもどるだろうとのこと。
いわゆる濃厚接触の商売で、なおかつ近所で営業をつづけているのは、ほかにカイロプラクティックなどのマッサージ屋。
感染防止に努めているとの内容の貼り紙がされてあったが、きびしいだろうなあ。
ファミレス型の焼肉チェーン店も、夜の営業を自粛している。
深夜番だったバイトたちは、どうしているのか。
なんかね、
将来的に無人化が促進される業種が見えてくるような気もしてならない。
床屋はさすがに人対人でしょうけれど。
しかも床屋さんは客が店員さんと対面することがほとんどないし。
洗髪もうつぶせだしね。
よってカットの最中はマスクをつけたままなのだろうか、とまで考えて挑んだが、ふつうのままで扱って頂いた。
そこいくと美容院はどうなんすかね。
シャンプーは対面式でしょーし。
宣言期間中はシャンプー自粛なのかな?
それから、歯医者はどうだろう。こちらは神経質になりますなー。
さて、大手ゼネコンでコロナ被害者が出たというニュース。
宣言が解除されるまで、すべての現場を止めるとのこと。
その間、そのゼネコンの下請け以下の会社はどうなるのか。
そして、このニュースをうけて他のゼネコンや土木建築会社がどう動くのか、
来週くらいから現場に影響が出てくるのだろうか。
闇生