この炎天下、なにゆえ横断しようと早まったのか。アスファルトの道を。蚯蚓よ。
— Yamio (@Yamio42529836) July 10, 2023
土手のサイクリングコースで、何匹も干からびていた。
何かを目指したのか。
あるいは何かから遁れようとしたのか。
暑くてたまらず地上に飛び出したのか。
地上よりも地下の方が涼しくはないのか。
せめて夜まで待てなかったのか。
いままさに横断を始めようとするのもいた。
丸々と肥り、そしててらてらてと光っている。
シューズのつま先で叢の方へと弾いてやる。
けれどまた横断を試みるのかもしれない。
酷暑なり。
平日でもここの土手は日中から人がいる。
テントを張ってバーベキューをしている人がいたりする。
けれど今日はさすがに見かけない。
ロードバイク乗りたちはいつもどおりの無愛想で。
橋の下のホームレスは今日も何かの本を読んでいた。
雑木林に棲む白猫は不在で、
烏が木陰で涼んでいた。
鳩が除草跡に群がっていた。
☾☀闇生☆☽