人はみな、一人一人が個人商店のようなもの。
そう言ったのは、誰だったか。
たぶんあたしだ。
出会う人すべてがあたくしという商店の客でもあり、出入りの業者であり、仕入れなどの取引先でもあり、といった具合にお互いを見立て合う関係になっている。
となればむろん良い客や仕事の丁寧な業者やサービスの良い仕入れ先ばかりでもないのだが、
そういうこともひっくるめて、あたしが会う人すべてが良くも悪くもあたしを成立させているのだな。
しかし実際の商売というものは、こういう事態において相当にシビアなのだ。
何もしなくても腹は減るように。
営業をとめた実店舗の経営費に加えて自宅の家賃や生活費も出ていく。
しかし助け合いたくとも、その手段や選択肢があまりに少ない。
通販やテイクアウトという彼らのあがきを、せめて地道にすくい上げていくことで、自分を成立させている環境や世界を保とうじゃないか。
どうか彼らのあがきに、喝采を。
不肖闇生、
現場ではせめて陽気にあがいたろうと心掛ける。
それくらいしかできない。
なさけない。
神奈川県医師会からのお願い
https://kanagawa-med.or.jp/images/about_coronavirus.pdf
今を戦時下として考える。
闇生