廃棄車両に張り付けられた国交省による警告文。
どういうロケーションになっているかというと、
この日のウォーキングは多摩川沿い南岸を川崎方面に下った。
そして土手のサイクリングコースから中州の中にこれを見付けたのである。
好奇心から土手からおり、枯れた藪を踏みわけて接近を試みた。
警告文の日付は年末だ。
となれば、むろんあの大雨による水害のあと。
あの増水で多摩川河川敷の木々やグランド設備などはめちゃめちゃになってしまった。
中州と書いたが地続きだっから砂嘴と言おうか、半島といおうか。
それでも土手の内側へ車両が侵入するには、車止めのポールを撤去しなければならず。
かりに抜け道があったにせよ。この状況を自走してこれるわけはない。
車内にまで堆積した土砂の状況から推測するに、増水で流されてきたと思うのだが。
ナンバープレートが取り外されていれば、意図的な投棄だろう。
土を掘ってまで確認しようとはおもわないが。
あるいは、上流の河川敷に投棄されていたのものが、増水でここまで流されてきたということなのか。
水際には動物の足跡が多い。
猫らしき足跡がもっとも多いけれど、それよりひと回り大きいのは散歩で立ち寄った大型犬かな。
夏にはまた草木が生い茂り、
それを毎年繰り返して惨状は跡形もなくなっていくのだろう。
破壊力も再生力もすさまじいのが日本の自然の力だ。
さて、明日が仕事始めの人も多いだろうね。
隣の分譲戸建ての大工が、また朝からトンカン始めるのだろうな。
大晦日に17時過ぎまでサンダーの音させてたくらいだからね。
闇生