壁の言の葉

unlucky hero your key

BobbyHutcherson/SanFrancisco



 なんでも先月、全国のレンタル店は大打撃をくらったそうで。
 むろん宅配レンタルなんぞを展開できる大手は別として、個人店は軒並みやられたそうな。
 とくればだ、
 そりゃ、まいっちやうわけよ。うちらみたいなちっぽけなエロDVD屋なんてさ。
 やっぱ原油高だかなんだかが関係しているのだろうし。
 それを抜きにしてもだ、もともと、こういったパッケージ販売はすたれゆく運命にあるのだろうし。
 無料配信でスカスカっと、何かしらを済ませてしまう、スカした方々が増えているのだろうし。
 スカスカッとさ。
 もおね、どうするもこうするもないわけよ。


 およよ。

 
 現状が終わったところで、この能なしには行くあてもないのだが。
 あたしみたいな無駄はどーんどん省かれんのさ。
 もお、どーんどん。
 それもみな、自業自得なのさ。
 今年は、そんな年さ。
 にょほほほん、としているほかござるまいよ。
 まあ、それでも闇生は、アホなりに頑張ったほうだとは思うのだ。
 いいや、思うのだ。
 思うしかないのら。


 のらっ。

 
 とまあ、調子に乗って、
 スチャダラの後味を引きずってみた次第。
 するとだな、風通しのいいマリンバ(木琴)が無性に聴きたくなってしまったのら。
 だから今日はボビー・ハッチャーソンにゆだねて、終日ゆらゆらしてみた闇生なのである。
 レア・グルーヴだなんてシリーズで、十年ほど前に皿回したちに掘り起こされた男。
 4ビート・スイングではないから、一応はjazzではなくfusionという解釈にはしておく。
 ともかく聴いてごらん。
 まあ、一曲目でしびれるだろうね。大概は。
 スチャダラのshinkoにならえば、


 1にビート 2にベース
     3、4がなくてあと余談


 そうのたまわずにはおれない出だしなのだ。
 んで、
 夏にぴったり。
 カノジョとまったり。
 してみたつもりで、
 カルピスのんだり。
 踏んだり蹴ったり。
 食ったり出したり。
 しているあいだに、
 夏、終わってたり。



 ころころ転がるマリンバの愛らしさったらないよ。




 ☾☀闇生☆☽



 おやすみなさい。