壁の言の葉

unlucky hero your key

2015-01-01から1年間の記事一覧

孤独の果実。

「たしなむ」という言葉は「お酒をたしなむ」「タバコをたしなむ」のように「好む」という意味と、「俳句をたしなむ」のように「好きこそ物の上手」式に「技術を身につける」という意味に。それから「身なりをたしなむ」「言葉遣いをたしなむ」のように「謹…

ネットワーク。

久方ぶりに映画『アマデウス』を観る。 当時は天才モーツァルトを見事に演じきったトム・ハルスや、平凡な秀才サリエリを演じてアカデミー最優秀助演男優賞をかっさらったマーリー・エイブラハムの演技に釘付けとなったものであった。 物語はモーツァルト殺…

女の背中。

長女(5才)「あのね、わたしがねちゃってても……」 ↑ たまらんですな。 ほんわかしますな。 んでちょっと、せつないですな。 信州に嫁いだ姉が、ことあるごとにする話を思い出しました。 おそらくはこの記事と同じように長女が5歳になるかならないか、そして次…

カゲトヒカリ。

少なからずもかつて定期的に接する機会のあった人が、自らこの世を去ったというのは、凹みますな。 といって「何かしてやれなかったのか」と振り返れるほどの距離感ではなかったのだけれど。 おそらくは、彼の世界観の中にあたしなんぞは住めなかったはず。 …

追記。

追記。 Oさん。 こないだの夜勤は赤い顔して現場に出てきた。 飲んできたらしく、酒臭い。 前の会社ではそれでも通用したのだろう。 が、誘導をミスって苦情や事故でもくらったらアウトである。 当人の個人的な責任で済むはずもなく、会社として契約を切られ…

男の背中。

この日新規参加のOさんはうちの会社歴2か月ではあるものの、警備歴は6年。 それ以前はF社に所属してK町の駅前開発の職長をされていた65歳である。 長引く欠員状況下でこき使われ、おまけに今年から高齢者待遇となって減給された。 そのことに腹を立てて移籍…

『アシュラ』追記。

しかし『もののけ姫』のサンもまた獣として育ったが人間たちへの憧憬も、さらにはネガティヴでウェットな疎外感も、あまり感じられなかった。 娯楽として、そこへ磁場をつくることは容易かっただろうに。 サンは獣として育った。 んが『言葉』のなかで生きた…

『アシュラ』感想。

ジョージ秋山原作『アシュラ』劇場用アニメ、DVDにて。 時代をうかがわせるキーワードが『乱世』と『地頭』、そして『飢饉』。 どうやら戦国時代よりは前、という設定らしい。 芥川龍之介の書いた『羅生門』『偸盗』あたりの時代を想定して創作されたのだと…

できない人をフォローしてこそベテランでしょ? と「できない人」にのたまわれてしまった。 理想はそのとーおりよ。 けど、フォローしきれない状況はあるし、それが危険のもとにもなるのね。 だいいち休憩がまわらないし。 できないのは仕方ないとしても、い…

味方ほしさに敵をつくらず。 ☾☀闇生☆☽

元女子プロ、 とは言わずもがな現在男子のことにあらず。 ☾☀闇生☆☽

土曜の夜勤でご一緒したSさんが執拗にコンタクトをとってくる。 彼は連投で直後の日勤にも出る予定だったのだが、予想外にもこの夜勤が早く終了してしまい、漫喫で時間調整をするとのことだった。 おそらくは小雨があったせいだろう。 しかし、あいにくとそ…

デク。

人の使いかたのわからない人のもとについた一日。 おまけに彼、コミュニケーション、説明、指示下手で、無駄な時間ばかりが過ぎていく。 現場のなかでただひとり、必要のない人間として晒し者になったような使われ方をされた。 それは、孤立したリーダーの手…

欠員で無理矢理かりだされて、またしても人気スーパーの駐車場警備へ。 へとへとである。 なにがって、心がね。 それはその日かき集められた同僚がみな口をそろえて言ったことである。 なぜ人はあんなにも「待てない」のか。 犬でも、躾ければちゃんと待つの…

時を握る。

嗅覚を研ぎ澄まさせて、全体はおおまかに捉えつつさらっと流して、その中から重要点を嗅ぎ分けて汲み取っていく実用書の速読法というのは、あれですな。 AVの見方と同じです。 数をこなすうちに、誰しも自然と身につけてる。 追伸。 今はネットでそのポイン…

夜、ケービの年下の先輩からショートメール。 おそらくは彼からの最初で最後の自発的なメールである。 就職が決まったとのこと。 めでたし。 派遣部門で同じ会社に勤めた経験から折々にメールを交わしてはきたのだが、話題はいつもこっち発進だった。 若くし…

晩酌。

スパークリング、 スパークリング、 やっほー、 やっほー♪ ☾☀闇生☆☽

ハンタ再読覚書。

『ビーン』 ハンタ協会の会長の秘書的存在「ビーン」。 ヨークシンに集結しているマフィアの中にも「ビーン」という人物がいたぞ。 『ヒソカとクロロ』 幻影旅団メンバーになりすましていたヒソカ。 団員章といってもいい蜘蛛のタトゥは、ドッキリテクスチャ…

戦闘。

夜半、 自宅にてゴキブリさんに遭遇。 開けたままの台所の窓のそばにいらしたので、おそらくは新規入場者なのであろう。 しかし、そんな話は聞いていない。 仮に聞いていたとしても、議論の余地なし。ノー・サンキュー。 ただちにゴキジェットにて迎撃した次…

新人。

時間を割いて、 労力を費やして、 とりあえずはフツーに使えるように、 現場の足を引っ張らないよーに、 そして当人が安全で快適に勤務時間に過ごせるよーに、 まずは基本を体に叩き込んでもらおうとみんなで教えてきたのだが、あえなく白旗をふられてしまう…

ハンタ再読覚書。

『ゼパイル』 ヨークシンでゴンたちが出会う鑑定士(?)ゼパイル。 登場時の横顔は山本KIDに似ているよーな。 この人もだんだん顔が変化していくよね。 パクノダ同様に。 パクがきれいになっていくのは作者の感情移入によるものだろうか。 彼女はこのあと、…

職場の能力者たち。

本人に直接言うのもはばかれるから、ブログでこっそりと敬い、尊び、褒めちぎるというのもアレか? 駄目なの? ほら、 面と向かっていえないことを書くな、みたいなこと、昔から言うじゃない? 大きく考えれば詩も、詞も、言えないことを場を変えて表現する…

ハンタ再読覚書。

『能力名』 ヒソカの使う能力名の由来。 伸縮自在の愛(バンジーガム)→チューインガムの商標名から。 薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)→幼いころ好きだったいたずらシール入りの菓子から。 …キルアと駄菓子トークで盛り上がれそうだね。 『念文字』 怪…

連帯と熱狂への憧憬。

「安保反対」って何? 池田信夫 ↑ えらく簡潔で的確だ。この文章。 学生運動とか、安保反対とか、 映画や芝居や小説や、あるいはドキュメントフィルムのようなものを通じてさんざん触れてはきたけど、結局、その主張自体が胸を打たないのは、無いからなんだ…

戦争。

あのね戦わないようにするのと、戦えないようにするのは、違うからね。 ☾☀闇生☆☽

ハンタ再読覚書。

天空闘技場編。 『ヒソカ』 天空闘技場でゴンとキルアを待ち伏せていたヒソカ。 なんと私用船で先回りしていた。 絵はないが、これも飛行船? 『念』 ウイング師範代の言う念とは、 体からあふれだす『オーラ』と呼ばれる生命エネルギーを自在に操る能力との…

へい! タクシー!

「何ぷん待たせんだよ。待たせてお辞儀もしねえしよっ。ぜったい許さねえからなっ」 昨夜の夜勤で某有名タクシー会社のドライバーから通りすがりにくらった罵声。 渋滞もしていない、まことに順調な片公だっただけに、あたしゃ面喰ってしまった。 ただ、あえ…

募集。

いまだに紙の新聞をとっている闇生なのであるが。 その朝刊の配達スタッフを募集するチラシが無くならない。 ほぼ毎日、それも何年も入り続けている。 なにゆえ応募がないのか。 条件は、 午前2時から6時までのあいだの3時間程度。 年2回の賞与があって社保…

ハンタ再読覚書。

『ボドロさん』。 と思ったらさっそくボドロさん、殺されちゃいました。 なんとまさかのキルアに。 最終試験中、レオリオとタイマン対決中に背後から、ズバッと。 チューボーまるだしの八つ当たりっぷりです。 たぶん誰にやられたかも知らないでボドロさんご…

ガネーシャ。

ちょっとまえに流行った自己啓発本、 水野敬也著『夢をかなえるゾウ』飛鳥新社。 冴えない『僕』の部屋に突如としてあらわれた神さま『ガネーシャ』が、あつかましくも居候しながら成功の秘訣をおもしろおかしく伝授していくお話。 やっぱ売れた要因はガネー…