時間を割いて、
労力を費やして、
とりあえずはフツーに使えるように、
現場の足を引っ張らないよーに、
そして当人が安全で快適に勤務時間に過ごせるよーに、
まずは基本を体に叩き込んでもらおうとみんなで教えてきたのだが、あえなく白旗をふられてしまうことに。
脱力す。
なんかね、いじめられてるよーに感じたらしいね。
毎度毎度、誰よりも遅く、時間ぎりぎりに出てきて、
交代の休憩も、自分が休んでいるあいだに先輩たちがその同じポジション、同じ条件・状況をどうさばいているかすら見学もせずに、そそくさと詰所にひっこんでいたくせに、何を言うである。
いつか自分一人で、先方さん、職人さん、現場に対応しなくちゃならなくなるのにね。
それは社会に出れば、どの分野でも同じだろうて。
学生さんだからあたまはいいのだろう。
自分の精神的苦痛や権利のようなものばかりは、のたまっていた模様。
へろへろな顔をしていたので、なるほど消耗しちゃった模様。
先輩たちがどれほど気にかけていたかは、まったく理解できなかった模様。
あたしがリーダーを張る現場ではなかったので、少し距離をおいてフォローしていたのだが、ついに意欲は感じられなかったなあ。
教える方も、担当者を一人に決めて、周囲がごちゃごちゃいわないようにしてやるべきだった。
けど、それもまた自分では選ぶことのできない環境だからね。
やりくりして、クリアしていかんとね。
入社時に呼び捨てであたしを罵倒していた某うるさい先輩は、いま「さん」付けで呼んでくれるようになった。
先輩や同僚であっても他者である以上は、ある意味客だと思っている。
最終的な自分の解決は、自分でやらなきゃしょーがない。
☾☀闇生☆☽