しかしまあ、なんで工事による公道の規制区間内って、信号を無視するひとが多いのだろう。
ほんと多いよ。
歩行者も、車両も。
片交地帯のあいだにある信号のことね。
信号は法律でござんしょ?
強制力でございますよ。
信号に勝るのは警官だけ。
警備員がしているのはあくまで『誘導』だ。
『おねがい』だ。
信号を挟んでの片交の場合、一方の誘導員が「進んでください」の合図をしても、その途中の信号では信号に従うのがルールでしょうに。
それをあまりに無視するので、いちいち『赤』のたびに『とまれ』の合図をする係をもうけなくてはならない馬鹿らしさ。
で、止めるとキレるアホがよくいるのである。
昨夜も噛みつかれたねえ。
スタート地点の警備員が『進め』をしたのに、なんなんだよって。
なんなんだよって、その中間点の信号はいま『赤』なんだよ。
赤でも通っていい、と思い込んでいる車両と横断者が錯綜して、危険このうえないのだな。工事区間の交差点ってゆーのは。
自動車学校で義務化されてないのかね。そのあたりのルールを教えるのは。
片交自体を理解できない奴もいるんだから、現場ではどうしようもないよ。
いちいち「片交中でーす」と声張り上げても理解できない人がいるんだ。
通れないの? なんて返す人までいる始末。
車線が規制されて一車線しかないと。
その状況を見て、考えて、誘導員の制止の合図だけで把握する人の、なんとありがたいことか。
一目瞭然の一車線だよ?
両通で。
そんな交互通行地帯を独断で押し通ったところで、どうなるんだっての。
待たせ過ぎ、って言われたところで、それはたして誘導員のせいか?
バスや大型の箱車は、工事のために狭くなった車道を抜けるのにえらく時間がかかるのだし。
あろうことかその片交区間で客を降ろして精算しはじめるタクシーだっている。
すすめの合図をスマホに熱中して気付かないのまでいる。
工事の様子を眺めながらのろのろのろのろ走って、そのせいで途中の信号に引っかかっているのを待つ時間も要るわけで。
ま、いいや。
仕方ない。
ともかく、みなさんご安全に。
あせってもろくなことないよ。
通行者も、もちろん作業員も、そして誘導員も。
だいたい事故は「あとすこし」をめんどくさがったときにおこるもの。
余談ですが、
足場からの転落事故がもっとも多いのが、一段目とか二段目といった低い場所からのものなのだそうな。
もっとも油断している高さね。
だから「あとちょっとで地上」とか「あとちょっと手をのばせば届く」とかいう、その「あとちょっと」を無理したがる。
☾☀闇生☆☽