壁の言の葉

unlucky hero your key

 昨日紹介した旅本、平田真紀『一人書店TOUR』
 結局、今日一気読みしてしまったわいと。
 現場の留守番勤務の待機時間に、つらつらとその女性離れした(失礼)文字を追っているうちに手書きの字面に慣れて、慣らされて、いつのまにかスピードアップ。
 中盤のしりとり少女の回からは、とまんねえ、とまんねえ。
 おもしろひ。
 強いなあ、思った。
 しぶとく、しぶとく愉しもうとする力、愉しませようとする力。
 しかも力まずに。
 それすなわち強さだろ。
 

 読後の爽快感をアテに、
 滝本晃司の『水槽の中に象』を聴きながら帰る。
 風強し。
 明日会う約束をした友は、高校以来の友だ。
 自分の名前を冠したパーティに百人が集まるという。
 そんなになってもあたしみたいのを忘れないのも、ある種の強さだろう。
 やさしさの、しぶとさだろう。
 ありがたし。



 
 


 
 
 ☾☀闇生☆☽