ああして、冗談をいって、
周囲のふるまいにツッコミをいれたり、
そこにいない人をネタにして笑わせたり、
毒づいたり
モノマネしたり、
憎まれ口をたたいたり、
貪欲な怠け者を装ったり、して。
働いて。
明け方に家に帰ると、間に合わなかったシモの世話をして。
飯を作り、
ひと口ひと口食べさせ、
病院に連れていき、
寝起きさせ、
ネコの相手をし、
束の間、横になって目を閉じて。
生きて。
その夜勤者は、
母が日々ゆるやかに、
すこしずつ、すこしずつ、
肉体より先に精神をあの世へとスライドさせて行くのを、アシストしている。
これもまた助産。
あの世への。
☾☀闇生★☽