カラー技術がないから仕方なくモノクロで撮っていた、という解釈だとモノクロ映画は見誤るよね。
— Yamio (@Yamio42529836) October 19, 2023
歴史的にも墨絵をたしなんできたのだから、そこはひとつ押さえておきたい。 https://t.co/moblPQyxCa pic.twitter.com/ZHalZU329K
白と黒のコントラストを、その加減を、堪能するものだと思う。
自然界がカラーなのだからカラーこそが自然なのだ。モノクロは不自然なのだ、という人がいた。
かつてのモノクロ映画の『ホントの色』はどうだったのか知りたい、なども。
そういう期待には普遍性があるらしくモノクロの名作をカラー化されることたびたびあった。
けれどそれがヒットしたことはあっただろうか。
そもそも映画の色はほんとに自然なのだろうか。
カラー作品であっても、照明や補正処理などで色彩や明瞭度などを人工的に作っているではないか。
アニメに至ってはゼロから作っている。
むろんドキュメンタリーとは別だ。
ものつくりというものは、完成品を想定しながら作るもので。
料理家ならば卓上にならべられて客がそれを口にすることを想定して、料理の温度やら塩気やら鮮度などさまざまなことを調整していく。
映画の制作でもそうだろう。
白壁を背景に降る雨を強調しようと墨の雨を降らせたのは黒澤明の『羅生門』である。
この逸話が象徴している。
☾☀闇生☆☽