壁の言の葉

unlucky hero your key

濃さ。


 そのひとつひとつの時間が濃密だったと思うのは、思い出補正というやつだろうか。
 けれどそれぞれを『ながら』で掛け持ちすることが少なかったのだけは確かだ。
 テレビを見ているとき映画を観ているとき、何かに( たとえば今ならスマホに )気を散らされるということは少なかったはず。



 
 ☾☀闇生☆☽