壁の言の葉

unlucky hero your key

『ザ・バンド かつて僕らは兄弟だった』

 Amazon プライムで鑑賞。



 バンドはプチ社会だもので。
 目標が一致しているうちは団結もしやすい。
 バンドが社会であり『公』ならば、その反対が『私』。
 その中心点である『個』は、滅『私』して『公』へと傾く。
 が、マンネリや成功達成を機に反動で『個』は『私』に大きく偏る。
 『私』は人それぞれでばらばらなので、バンドという『公』は空中分解の態をなす。
 ましてや時代はウッドストックに象徴される『いわゆる』自由の謳歌期だ。
 『私』側へと大きく転換した時期。
 成功したロックミュージシャンたちが、奔放を自由とはき違え、酒とドラッグで身を滅ぼしていく季節だ。
 見境(制約)なしの自由は放埓へと堕ちるわけで。

 
 こういったドキュメントは贔屓のバンドのものでなくても触手がうごく。
 あたしゃ一枚ももっていないメタリカのドキュメントまで観ている。
 ましてや、ザ・バンドである。
 ひき込まれたわー。
 もはや故人となってしまったメンバーも少なくない。
 死者にくちなし。
 なので、彼らのいいぶんがどれくらいこのフィルムに取り入れられたのかは疑問なのだけれど。
 それでも見ごたえがあった。




 痛風、続報。
 痛みはつづいている。
 痛み止めなしで現場はこなせる程度にはなったのだが、それでも痛いのよお。
 休日におとなしくしていると腫れはひいて、日常生活に支障をきたすほどではなくなる。
 んが、現場に出て帰るとまた腫れているのだ。
 これ、ほんとに痛風なのか疑問になってきたな。
 こんなに長引くのも初めて。
 というのも数年前、長年我慢していた肩の痛みに苛まれれた。
 おそらく遅めの四十肩か、と踏んでいたのだが、レントゲンを撮ってもらうと関節に石灰が固まっているという。
 お注射一本で、それはあっとうまに溶け去って、痛みも消えてしまった。
 今回の痛みもそれに似ているような気がする。



 ひきつづき断酒中。



 ☾★闇生☀☽