桐ヶ丘団地
桐ヶ丘団地
桐ヶ丘団地
桐ヶ丘団地
数年ぶりに立ち寄ってみた。
着々と立ち退きと建て替えが進んでいるようで。
それでも花は、
人も猫も消えたその庭で、しっかりと咲きこぼれておるのです。
所詮は部外者のノスタルジーと言われりゃそれまででしょうが、
リニューアルされたほうには、興味もレンズも向きませんでした。
帰りは駅前の福しんで手もみラーメンとギョーザ。
ウーロンハイもいこうかと逡巡したが、こらえたね。
これは性分なのだろうけれど、
店構えも制服も黒を基調とした、いかにも平成のラーメン屋でござい、ってなよくあるとこには触手が働かない。
なんか無骨さをアピールしたようなの。よくあるでしょ。
黒い前掛けに、黒いタオル頭に巻いて、みたいな。
木造りを前面に出した荒削りな看板で。
それでなきゃだめなんかいと。
法律でもあんのかいと。
それよりは昭和の風情とか、
あるいはそんな風潮などどこ吹く風でひっそりとやっているとこの方が、いい。
そこに物語がありそうじゃあーりませんか。
あたしゃひょっとすると味は二の次にしているのかもしれないな。
小学校の校門の前に立ち飲み屋が、そしてそこに居酒屋が建ち並んでいた。
昼時にもかかわらず客が居たねえ。
追伸。
人が去ると猫も去る。
一匹も見かけなかったよ。
猫と共に去りぬ、とな。
三伸。
ラーメンを、中華そばと呼んでいるところはいまもある。
けれど、頑なに支那そばと呼び続けているところは、滅多にない。
実はひそかに探しているんですがね。
☾☀闇生☆☽