『ル・コルビュジェ』

春分の日
安藤忠雄の空間に身を置きたくて仙川を目指す。
彼の作品、東京アートミュージアムをあらためて堪能しようと企んだ。

んが、
電車のなかで思い直す。
上野に変更。
上野公園にある『国際子ども図書館』が『安・忠』の作だとスマホで知ったのだな。
未見だった。

開花宣言が出されたこの日、
日中の予想最高気温が次々と上昇変更されていく祝日の上野公園は、あいかわらずの賑わい。

さて、
目当ての国際子ども図書館はといえば、
まさかの休館日。
その門前で「残念だねえ」とツレと肩を落として引き返す人たちを見かける。
このネーミングで祝日が休館日とは、ねえ。

ならばとあたしも引き返し、強まる風のなか公園 を突っ切った。
国立西洋美術館』へ。
タイミングよく『ル・コルビュジェ』展が開催されている。

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ル・コルビュジェ


安・忠も影響をうけたという近代建築家の代表格であり、画家とのこと。
あたしゃ建築にくわしくないので、この人物の功績をかけらほども理解できないし、感情を揺さぶられることもないのだが、鉄骨建て方現場で目にする鉄柱と床(スラブ)による構成(ドミノ・システム)が、どうやらコルビュジェが完成させた方法らしいと知って、親近感を抱いた。

ドミノ・システムによる近代建築の五原則をコルビュジェは、

1、ピロティ
2、屋上庭園
3、自由な平面構成
4、水平連続窓
5、自由なファザード

と定義したそうな。


展示はそんな彼の画家から建築家への転身過程を追う内容となっている。
大半が絵画作品。

ただね、
こんなこと言っちゃなんだが、
やっぱ建築作品が知りたいのね。シロートですから。
単色模型がいくつかあって、現物への想像をかきたてるヨスガとはなっているけれど、やっぱ建築はその空間に身を置くこと、それとそれが存在する土地柄、風土をふくめて体感してこそだ。
建物はその土地の生活と歴史から切り離せなくなるものとして構想され、作られるはずで。
つまり場の一部となるわけで。


うん。



闇生