はっ!?
あたしはいま何をしゃべっていたのだろうか。
暑い。
これはもお、はぬいというべき暑さで。
突き当りの丁字を南に下って20号に合流す。
『八王子駅入口東』交差点。
折れてすぐにこの地を守る『大鳥神社』がある。
酉の市の案内が大きく貼り出されていた。
酉の日には賑わいそうだ。
この鳥居の前が八王子宿の江戸口。つまり東口。地蔵はない。
社殿横に扉のでかい蔵があったので、おそらくは山車が格納されているとにらんだ。
あるいは有事の際にはここからレイバークラスのロボなど出撃するのか。
この日はひっそりとしておりました。
『八王子駅入口』をすぎ『八日町』交差点の角に道路元標がある。
ぱんぱん、と拝んで信号待ちの人目をひきつけておいて何食わぬ顔で立ち去る。
このあたりもじっくりと散策すればおもしろいものがいろいろ見つかりそうだ。
せっかくの歴史ある土地柄だというのに、土地の由来に関係なく『夢美術館』などと名付けられた浮かれた建物もあるようだし。
普通にこんな蔵に出くわしたりもする。
そして追分町の交差点。
ここには、かの有名な『八王子千人同心屋敷』の跡があるのだな。
ネタはあがってんだっ。
&追分道標。
千人同心とは武田びいきの家康がその遺臣たちをかき集めてこの方面の守備にと配置した組織。
もうね、名前がかっちょいいよね。
入府まもない家康にそれほどまで買われた武士たち。千人。
正確に千人いたかどうかは知らんが、彼らを世帯主として勘定すれば、それぞれの家族や出入りをふくめただけでそれなりの町になる。
20号を南下する。
ココス前、『長房団地入口』交差点でわき道へ。
わくわくするね。このちょびっとした脇道には何かある。
そういう期待に胸ふくらませて、いくと。
現代地方都市の魅力のひとつ、巨大ショッピングセンターが。
広大な駐車場!
駒に見立てた車で将棋とかできそうだ。
特に家族連れなら子供といっしょに買い物したり、遊んだりと一日過ごせそうであーる。
脇道終了~。
20号に合流す。
つづく。
☾☀闇生★☽