脇道から20号へ合流したあたりが並木町。
名の通り銀杏が並木となってつづいていて。
その距離、追分から高尾までという。
んが、もっと前から銀杏の下を歩いていたような気がする。
いや、歩いたよ。
でもこう解説してあるということは、途中で断絶していたのかなと。
それに、このあたりをぐぐると並木町にわざわざ名所として解説がつくのだ。
警察署をすぎて次の大きな交差点が『多摩御陵入口』。
道を挟んで門柱のようにそれぞれ多摩御陵、武蔵野墓地の参道をしめす石柱が建つ。
御陵内は広大であるし、
しかもこの時点で閉園時間(16時)を過ぎていた。
通りすがりにちょろっと見物するような施設でもないだろうから、また別の機会にする。
ここを過ぎるとまたお楽しみの脇道だ。
道沿いに川が引き込まれており、
この流れはおそらく往時のままなのではないかと。
脇道側からは分かりにくいが、枝道の先に山王社がある。
盛り土の丘の上にコンパクトにもろもろ収めている風情はなかなかのかわいらしさで。
ほかには黒塀の旧家のこの風情。
ほら、軒先の流れがよい感じでしょ?
こういうのさ、昨今はすぐガードレールとか、オレンジのあのぷにぷにしたポールとかで区画しちゃうじゃない。
夜あぶない、とか。
転落するぢゃないかっ、という危機意識から。
けど、あれ、野暮だよねえ。
そして道は町田街道にぶちあたる。
旧道のなごりはそこを突っ切って20号に合流しているのだが、道なりには横断できず。
町田街道と20号の交差点に迂回。
で脇道終了だ。
その脇道と20号の合流点に建つのが熊野神社。
縁結びで有名だそうで。
その由来となった愛と哀しみの物語が高札のように解説されてあります。
それでこの社殿の背景にうつりこんでいる大樹。
これが『縁結びの木』といわれておりまして。
ひとつの根に欅と樫が生えている状態なのだそうな。
がちっと組み付いてますな。
樹齢もそうとうなものでしょう。
というわけで、ここを出るともうそこに高尾の駅。
高尾から先はバスが出ており、その終点の先はしばらく交通の便が期待できそうにない。
なので、ここでいったん第四回目を終えることにした。
思い付きと勢いだけで歩けるのはこのあたりまでかな。
次からは作戦を練らねば。
☾☀闇生★☽