雨。


 やまない雨はない。



 などと人はいふ。


 んが、
 降らない雨もないのであーる。
 降っているのを雨といふ。
 それだけだ。



 降ったから雨なのであって、
 降らないのならば雲だか湯気だか霧だか水蒸気であるわけで、
 それがたまれば水であり、池であり、海であり、
 流れれば川であると。




 などと話しているうちに、たとえ話を別のたとえに変換しようとしていることすら忘れて、
 気づけば雨はやんでいる。





 ☾☀闇生★☽