いやほんと。
あたしの作業用靴下干しといてくれてさ。
かっぴかぴでございます。
狙ったのかというくらいの寝乱れ姿でこざいます。
現場近くに借りた事務所では一台の洗濯機をチームみんなで使いまわすわけだ。
次に使う人が前の人のを干しといたり、天気次第では乾燥機にぶち込んどいてやるわけだ。
んで、こーなると。
ぱんぱんもせずにそのまんま干されちまうと。
ああどうせ自分だけひとりもんですよと。
んなことに目くじら立てる奴も、不快を感じる奴もいないわけでえ。
けどね、
そんな所帯持ちたちは酒を飲むと余所のチームの独身者たちをやり玉に挙げるわけでえ。
曰く「連中はだらしがない」と。
曰く「そんなだから女が来ない」と。
返す言葉も無くハニワのような笑みで聞き役に徹している闇生ちゃんなのではあるのだが、思うのだな。うん。
まず他人の靴下くらいちゃんと干せる大人になってからのたまえ、と。
吸いがらをみっちり詰め込んだコーヒーの空き缶群を、机の奥深くに埋蔵する癖を無くせ、と。
片付けも掃除も、そんなひとりもんがやっとるのだぞと。
オリンピックまでには、せめて靴下くらい綺麗に干す国にしようじゃありませんか。
ねえ。
☾☀闇生☆☽