隣人の退去の件。
 ガンによる死去のため、と同じアパートの住人に聞く。
 40歳で、半年の闘病の末のことだったそうだ。
 仕事は夜だったという。
 にしても、思う。
 あの膨大な書籍がもたらしたであろう知は、何処へ。
 しかしそれは彼だけの至福であったにちがいない。
 それは何人たりとも奪えないのだ。
 本は、読むひとの『ひとり』に付き添う。
 ひとりを、形づける。







 おつかれ。

 
  
 ☾☀闇生☆☽