ハンタ再読。No.4

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HUNTER X HUNTER NO.4
 


 ハンター試験。ゼビル島編。
 ゴンのターゲットは格上のヒソカ
 ワッペン奪取のスキをうかがって尾行をつづけるゴン。
 ヒソカが他の受験生を襲うその瞬間をねらって、ゴンは釣り竿でヒソカのワッペンを奪取。
 この時点でヒソカは円を取得していないのか。
 あるいは発動するまでもないと高をくくっているのか。
 もしくは、彼の性格上、念もまた自己流で身につけてきたに違いないので、基本どおりの習得段階を経ていないのではないかと。
 ともかく、めでたくゴンの目標達成と思いきや、そのゴンのスキをつけねらう別の受験生が……。
 このあたりの演出、ぞくぞくしますねー。
 ゴンをターゲットとするゲレタ。
 毒矢でゴンを戦闘不能にしたうえで彼はこうのたまいます。
 「およそ7千回」
 この数字が何をあらわすかわかるか?
 俺がおまえをしとめることができた数だ、と。
 圧倒的な実力差をみせつけて、ゲレタはゴンとゴンが所持していたヒソカのワッペンを奪って去って行く。
 毒によって身体がマヒしてしまったゴンはただその後ろ姿をただ見送るしかない。 
 しかし、そのゲレタが去って行った藪の中から、ヒソカが現れる。
 その手にはゲレタの首。
 上には上がいる。
 このあたり、さすがにアニメ編では原作に忠実な演出はしていなかった。
 生首、はあかんでしょうという判断でしょう。
 ちなみに、はるかのちのキメラ編で。
 負傷を負い、相方ノヴの肩をかりて四次元マンションへと戦線離脱するモラウのシーン。覚えてます?
 原作ではモラウは弟子ナックルに中指を立てて退場していたのに対し、アニメ版にはそれがなかった。
 あの中指がいいんだけどね。
 子弟関係としての、中指です。
 海外配信とかを踏まえた判断でしょうか。
 師匠ゆずりの心優しさが弱点であるナックルが心理的にひよってしまい、敵にかけたポットクリンを解除してしまうというくだり。それに対する師匠モラウの中指なのでまさにまさにあの感情ですよ。読者としては。


 話を戻して、
 ヒソカはゲレタの首を手土産よろしくゴンのそばに放り出すと、ゲレタが持っていたゴンとヒソカ自身のワッペンもそこへ放り投げる。
 ゲレタのワッペンがヒソカのターゲットなので、その二つはいらないという。
 しかしそれではゴンのプライドが許さない。
 実力でヒソカから奪ったワッペンではあったが、それをゲレタが奪ったのも実力で、そしてまたそのゲレタから奪い返したのもヒソカの力だ。
 このあたりの強情なプライドが、童心をよくあらわしていますな。
 なんちゅーか。
 友人と釣りに行って、自分が釣り上げかけて逃がした魚を、すぐあとに隣の友人が釣り上げて「はい」と自分にくれたときのような。
 うけとれるかそんなもんっ、のココロ。
 この頃のハンタはゴンの童心的ツッパリがよく描けているとおもう。
 しかし全身がマヒしたその状況では、言いなりになるほかない。
 ここでゴンは心ならずもヒソカに『借り』を作ってしまう。
 

 一方キルアは、アモリ、イモリ、ウモリ兄弟と痛快な一戦。
 

 負傷から復帰したゴンはレオリオ、クラピカと合流。
 蛇使いバーボン vs 蜂使いポンズ戦の展開された洞穴に。
 勝負はすでに決していた。
 んが、
 死してなおバーボンの使う蛇の大群が主人を守ろうとテリトリーを張っているため、バーボンのワッペンが奪取できない。
 はいここで冨樫節のアイデアと勇気が解決を導き出しますね。
 まだこのあたりは能力バトルよりも知恵と勇気のバトルに比重がおかれております。


 一行はネテロ会長の飛行艇で最終試験場へ。
 一対一のトーナメントで決める勝ち抜きならぬ『負け抜き』方式。
 つまり不合格者はたった一人で、これまでの成績とネテロの独断でみた潜在能力によって勝ち抜けチャンスに偏りがもうけられてある。
 そして勝敗は、一方が負けを認めないかぎり成立しない。
 
 ゴン VS ハンゾー戦
 圧倒的実力の差でハンゾーがゴンを一方的になぶるが、ゴンは頑として負けを認めない。
 もー頑固っ。
 いやだ!の一点張りで敗北をみとめようとしないので、ハンゾーが根負けする。
 ……のすらもゴンは認めようとしない。
 ハンゾーがゴンをのして負けを宣言したため、ゴンは勝ち抜けー。
 ゴンが意識を失っているあいだに試合はすべて終了ー。 
 結果と経緯は、審査官のサトツさんから聞かされるゴンなのであった。


 なんとキルアが反則負けで不合格に。


 

 闇生