もはや再読ではなく、再々々々読くらいかな。
なので未読の人はご注意を。
再読者のための覚え書きですよこれは。あくまで。
どうせなのでNo.0巻『クラピカ追憶編』から読みはじめた。
けれど、なんど読んでもこの巻にあたしは惹き込まれない。
のちのカキン王国の王位継承編で予想される展開を踏まえれば、決しておまけ的なエピソードではないはずなのに。
なんせ継承権をもつツェリの部屋にはクラピカの同胞クルタ族の緋の眼が、コレクションとしてずらりと陳列されており、その奪還がクラピカの宿願なのだ。
しかもツェリの背後にはクラピカの幼馴染パイロとおぼしきモノも見えちゃったよねえ。
であるのにもかかわらずVol.0巻は、あたしにとって印象が薄いのだな。
他と比べると冨樫節が薄くないっすか。
おとなしくないっすか。
ルール縛りによる頭脳戦や、ニンゲンの闇、残酷描写はあまり表面にされず、
少年の健全な友情に終始している。
ともかく、今晩も現場は雨天中止。
連載再開をねがって一巻から読みなおすことにする。
ゴンの故郷『くじら島』。
おお、王位継承戦の繰り広げられている豪華客船もくじらに見立てたデザインでしたね。そうブラックホエールズ号。
カイト登場。
そうだカイトは長剣を佩いていたんだった。
ゴンの釣り竿はいつからなくなったのだろう。
野生の世界を甘くみたゴンを殴って叱るカイト。
みなぎる父性。
このへんにすでにナウシカの影響がでていますな。
いいハンターってやつは動物に好かれちまう。byカイト
思い当たるのはのちに登場するナックルであり、ジンであり、マニアなとこではパクノダと野良猫の短いやりとりなど。
カイトの職業はハンター。でカイトの師匠はゴンの父ジンと判明す。
ジンは生きている。ミトおばさんの嘘がバレる。
弟子カイトにとって師匠ジンに認めてもらうための最終試験がジンを探し当てることだった。
おっしゃオヤジを探し当てるぞ、とゴンはハンター試験へ。
この旅立ちの船でクラピカ、レオリオと出会う。
この時期、クラピカの武器は鎖でつないだ二本の剣。
あるいは繋いでいるのは鎖ではなく、編み紐に見えないこともない。
んが、この後の展開からすれば鎖と見なしたい。
剣も鞘が無いので木刀のようなものかもしれない。
レオリオはナイフ。
船上でクラピカと一触即発となったときは折り畳み式に見えたが、このあとのキリコ戦ではドスのようなものを使っている。
アタッシュケースを持ち歩いているので、いろいろ入っているのだろうか。
この船長もまたジンの知り合い。
試験会場への道。
このあたり冨樫節満載ですな。
罠あり、
へんなルールあり、
選択クイズあり。
ドキドキ2択クイ~~~ズ!!
クラピカ得意の頭脳戦。難なくクリアして先へ。
ナビゲーター、魔獣 凶狸狐(キリコ)。
あらゆる者に変装するこのキリコもまたはるか後に再登場するよね。
アルカ編で。
ゾルディック一家がらみで。
しかしこの時点ではキルアすら登場していない。
どういうつながりでアルカ編に、しかもゾルディック家使用人と一緒にいたのか。
ちなみにキリコは空を飛ぶことができる魔獣なのでキメラアント編のユピーを思わせる。
中華屋の地下の試験会場。
エレベーターが開くとすでに地下100階のフロアは受験生でいっぱい。
その見開きの絵のなかに、ヒソカが小さく初登場。
新人つぶしのトンパの解説でキルア初登場。
笑顔の「毒じゃ死なない」宣言。
キルアはつねにスケボーを持っている。
一次試験担当サトツさん。
ヌメーレ湿原を前に人面猿がサトツさんに化けている疑惑が勃発す。
その真偽を確かめるのにヒソカのカード手裏剣が偽物に炸裂。
今読むと、カードを念で強化しているのでしょうな。
のちの天空闘技場でもヒソカはカードを投げナイフのように壁に突き刺してましたが。
闇生