先週の何曜日だったか。
夜勤中のつかのまの休憩で票識車のラジオをつけた。
未明のJ-waveでは立花ハジメが特集されていた。
久しぶりに聴く『H』と『Hm』はえらく新鮮だったが、それをフリージャズっぽくカヴァーしたライヴ演奏も流されていて。
こういう個性まる出しのパンクなインストが売れていた時代があったのだなあ。
当時はこのうち何曲かがCMに使われていた。
表題曲で、プロデューサー高橋幸宏が坂本龍一にドラムをたたかせるという妙。
それは職業ドラマーがプロの技術で故意にパンクな表現をしたのではつまらない、という判断であり。
この時期のキョージュのアグレッシブな一面を、専門外のドラムに解き放たせようというのが狙いだったろう。
YMOという現象が生んだ¥enレーベルとそのアーティストたち。
今にして思えば、レーベルは箱で、アーティストたちはそこに放り込まれた個性豊かなおもちゃたちのようだったなあ。
押入れを漁ってアルバムを発掘す。
おとしたデータをお供に連れて深夜のウォーキングへ。
おすすめは、
『H』の「H(THEME FROM CLUBFOOT)」。
『Hm』の「PIANO PILLOWS GOING ABSTRACT」。
同じく「ARRANGEMENT」「AB10103」。
それと冨田勲のカヴァー「THEME FROM “NIHON NO SUGAO”」。
こういうの、熱気に満ちた狭いライヴハウスでひしめきあって堪能したいね。
闇生