届きました。
マスクが二枚。
信濃に住む姉から、
丁寧な手作りので。
ありがたし。
折しも「 一世帯あたり二枚のマスクを配布 」と発表された朝に、郵便受けに収まっていた。
しかも手書きのイラスト付き解説で使い方が記されてある。
絶賛おっさん中でひとりもんのあたくしを、いまだに気にかけてくれるのだ。
ありがたし。
マスク二枚。
身内からならこんなに感謝ができるのに、相手が国だとなると違ってくるのはなぜかしらん。
米国では10うん万円相当の小切手を配布するという。
国ごとに被害の差があるから一概にはいえないのだけれど、
日本はマスク二枚。
なんだかね、
情けない気持ちになってくるよね。
脈略もなく連想したのは、好きな子に招待されたお誕生会だ。
自分が出したプレゼントだけがみんなのと比べて痛々しいほど見劣りしているような。
家庭環境は同じではないのだからよそんちと比べるこたないのだけれど、
そんなに貧乏だったかのか、うちは。……の気持ち。
憤りではなく、この気持ちはなんだろう。
と、そう悲嘆して、政府関連の広報ページを食わず嫌いしていた。
すると、なかなか地道にやっているではないの。
刹那的な一時金というやり方ではなく、できるだけ長期的に守ろうとしている。
米国の情報も、支給対象は年収で線引きしているとのことだ。
だいいち健康保険制度がないですものね。あちらは。
ははーん。
なるへそ。
不覚にも安部嫌い、お上嫌いの先走りした愚痴に、いっぱい食わされた模様。*1
これは反省せねば。
毎年この時期は年度末なので現場が激減する。
今年もそういう見込みなので担当現場の終了と同時に今週金曜まで休みを申請した。
少ない現場を仲間と取り合うのも、なんだし。
仕事をよこせ!と騒いだ奴が仕事を勝ち取る現状も、めんどくさいしね。
声のでかいやつから優先的に仕事を与える会社のやり方にももうんざりしているし。
管理する社員側も、隊員への交渉や調整・説得する時間を惜しむのだ。
これも時代だろうね。
そう時短。
定時できっかりあがりたいのであーる。
仕事の中身なんか二の次なのだ。
マスがコマで埋まればそれでよし。おつかれ~。
養うべき家族でもあれば、あたしもそんなことは言ってられないのだろうけれど。
こんな事態でもなければ一人でカブで遠出をしようと考えていた。
春だし。
んが、周知のとおり外出自粛とあいなって。
いや自粛をいちいち求められなくとも外にはでないだろう。
そこで、これを良い機会だと捉えて籠城よろしく食事もすべて自炊してできるだけ自宅で過ごしていた。
筋トレ、ストレッチ、でゲームと読書。
そのうち事態は収拾されるに違いないと。
しかしながらどうやらそうもいかなくなってきたようで。
さて、どうしたものか。
来週からは働かなくては。
研修も予定されている。
できるだけ電車移動をさけよう。
人の密集するところでは、姉からのマスクを装着しよう。
闇生
*1:首相官邸ページを見てて思ったのだが、やはり不器用なんだな。伝え方が。大衆は俗物であるからして「 即金 」とか「 マスク二枚 」とかの一行でわかりやすいキャッチフレーズしか見ないのだ。あたしもそれでげんなりして、詳細を食わず嫌いにしてしまった。それは通行止めなどのケービの現場でもそうなのだけれど。「 買いだめしないで 」というアナウンスよりもそこに流される商店のからっぽの陳列棚の映像に刺激される。まあ、そうは言っても難しいんだよなー。伝え方というやつは。だからこそマスコミに通訳としての役割を期待してしまうし。ところがマスコミは「 御用聞き 」になるのを警戒するあまり欠点探しでしかモノを見ないし。