『家からすぐの旅 5』

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平田真紀著『弱っていても行ける 家からすぐの旅 5』手製本
西荻ニヒル牛、旅の本展にて購入。


ルールはたったふたつだ。
1.自分の家じゃないところで寝る。
2.自分の家じゃないところで、朝飯を喰う。

その条件さえ満たしていればそれは『旅』なのだと。
そう提唱する著者は『一人書店TOUR』の歌人

どうだこの定義付けは。
ワクワクするだろうがっ。
ケツが重く、旅に対して構えてしまいがちな人にこそ届け! なスローガンではあるまいか。

著者のように身軽にほいと出かけ、
語感をたよりに目的地を決め、
当たったり外したりすったもんだと散策したならば、さくっと宿を決めて晩酌といきたいものでーある。旅なんちゅーものは。


早いものでこのシリーズも5作目。
このところは路線バスを乗り継ぐ旅となっていて。
これが意外や意外に新鮮なのだな。
評判もよろしいようで。

電車の路線とは違って、わかりにくいでございましょ? 路線バスってさ。
目的地は同じでも経由地が異なっていたり。
そもそも乗り継ぎを繰り返して距離をかせぐものでもないしね。
そういう移動は電車や飛行機で済んじゃうわけで。
ピンポイントならタクシーがある。
そういう次第で、
灯台もと暗しのごとくに快速や特急にショートカットされてしまう近所なのに知らない風景が、路線バスの車窓には繰り広げられるのだな。

うれしいのはこの、勘をたよりに下調べもせずに行ってしまうプチ冒険心だ!
Go! Go! 女っ!
もっと喰え!
もっと迷え!
そうだもっと怒れ!
笑え!
と野次馬かまして読み進めつつ、Google Mapで追跡参照していく愉しさよ。

あはは。


で、やっぱこの本でも、おっさんとは哀しき生物なりと確認するのであった。




闇生