昼前に起床。
外に食べに出ようか逡巡するが結局、味噌煮込み野菜うどんを自分で作って食す。
読書のために京王線に乗り、都心へ。
その車中で上野に行こうと決めた
美術館めぐりでもしたろか、と企んだ次第。
おりしもムンク展が開催されているのだ。
叫びたいじゃないか。
しかし、いざ上野で下車して気が変わるのだな。
十年くらい前に行ったきりの上野動物園に行ってみようかと。
むろん、どの美術館も混雑しているのは想定内のこと。
で、動物園もまた同じだろうと決めつけていたのだが、実際に入口の様子を見てみると、チケットを求める人の列はそれほどでもない。
いけるじゃん。
パンダ待ちの列もそれほどではなかったが、華麗にスルー。
音楽を聴きながら反時計回りに園内を巡ることにする。
ふと思って途中でヘッドホンをはずす。
動物たちの鳴き声、においも含めて体感しておくことが大切ではないのかと考え直したのであーる。
視覚だけならネットで動画をみているのと同じではないか。
また音声も、その環境の空気の振動として肌で感じるのと、スピーカーから届くのとではまるで違う。
音楽を脱いでみてわかったのはそれだけではない。
環境音のおもしろさ。これね。
とりわけ周囲の観覧者たちのおしゃべりや、興奮した息遣い、子どものはしゃぐ声が楽しかった。
前回は、檻のなかで飼われて野生味をうしなってしまった動物たちにまったく魅力を感じることができず、早々に退散した記憶がある。
動物園に『野生』を期待するのが間違っていたのだな。
違う生きものを生で見ておくこと。
大きさや小ささ、骨格、肌の質や動きや鳴き声を直接受信しておくことが、重要なのだ。
そして産地を知る。
おもろい。
じっくり回ったら半日ではすまないだろうなー。
閉園時刻が迫るころ、シマウマが早く部屋にもどりたがっているのがおかしかった。
スペースをともにしている種のまったく違うヤギのようなやつに慕われて、ぷいと突き離しても突き離してもそいつに付きまとわれている。
シマウマはいら立って噛んだり後ろ足で蹴るそぶりをするのだが、そいつはケツに鼻を近づけてすり寄ってくる。
シマウマは早く開けて~、と扉の前を行ったり来たり。
どうやらおなじみの光景らしく、動画めっけ↓
外国人、多かったな。
あ。そうそう。
今週は都心の夜勤現場についていた。
そのせいで外国人に道をきかれることが多かったのだが。
不思議に思ったのはみんなスマホを手にしており、
その画面では大概がグーグルかなにかのマップが開かれており、
目的地が示され、リアルタイムの現在地が使用者の向いている方向込みで表示されている。
言語は英語表記だ。
目的地には『〇〇hotel』と施設名まで表示されているのだが、
そのうえで『〇〇hotel』に行くにはどう行けばよいのか、みたいなことを訊ねられるのだ。
ゲーム感覚で、現在地マークが目的地マークに出会うように移動すれば済むことだと思う。
思いません?
思うよね。
んが、そうはうまくいかないのだろう。
ほんと多いよ。
マップのとおりに行けばいいじゃん、と思ふ。
けど、道を訊く。
ううむ。
海外旅行をする日本人たちも、同じような感じでスマホ片手に現地の人に道をきいてたりしているのでしょうか。
☾☀闇生★☽