はい。というわけで『猿橋』。
日本三奇橋、と銘打つからには有名なのでしょう。
奇橋ですからね。なんつったって。
奇矯ではないけど、奇橋。
どうよ。
奇どころか、まっとうに美しい橋じゃありませんかと。
どうやらその『奇』は、工法・構造のことらしい。
たもとの階段をおりて見上げてみると。
どうすか。
どこが『奇』か気づきましたか?
この橋にはなんと橋脚がないのですな。
両岸からお猿さんが手を伸ばしあってつながったように、崖から崖へと渡してあるのみ。
その間に地上から橋げたを支える橋脚(柱)がないのよ。
むろん吊り橋でもなく、双方からのびて繋がっている。
重機もない時代に、はたしてどうやって作ったのだろうかと。
現在の橋は昭和59年の復元だというが、その元にした図面は1851年。嘉永四年のものだいうから、おったまげるねえ。
そりゃあ当時の人たちはびっくらこいたろうし。
この橋によって道中が楽になったありがたみもあるだろうし。
せっかくだから左右の欄干から桂川をのぞいた。
あたしの腕前では、この高さは写せないですな。
橋の影に、あたしの影も映ってます。
観光地らしく売店や駐車場がそろっているのだが、まだ朝が早いからだろう。人はまばら。
橋を渡って売店を抜けると20号との交差点『新猿橋西』。
合流して西へ。
猿橋駅前をすぎて。
この石碑のあたりからはじまるカーブの先に『山梨中央自動車』。
最上階が中古車の展示フロア。
軽ワンボックスが多かったなあ。
このあたりは道の狭いところがおおいからね、使い勝手がいいよね。軽ワンボ。
でその下のフロアががらんとしているのだけれど、キャンバスらしきものが展示されてあるように見受けられたなあ。
オーナーの趣味のスペースなのか。
はたまた美術館仕様なのか。
分岐はこの中古車屋さんのすぐ先。右斜めにおりる坂。
このあたりは通学時間でもないかぎり道を歩いている人なんかめずらしいのだろう。車がビュンビュン飛ばしてくるよ。
左側を歩いていたので、横断歩道をつかって分岐の坂に入った。
まだまだつづく。
☾☀闇生★☽