鳥沢の諏訪神社をあとにして20号をゆく。
すぐに分岐だ。
かわいらしい郵便ポストが目印。
この右斜めの坂を上って。
道なりに歩いていくと、こんなところに突き当たる。
道、ねえじゃん。
な感じ。夏だからよけいに藪が茂っているだろう。
左の土道へ。
蛇とか出そうな気配で、想像すると及び腰になってしまう。
ああ。蛇よけに杖がほしい。
道はすぐに20号へ合流と。
この合流地点。
20号沿いにはいかず、ふたたび林のなかへと導く道があるのでちょいと寄り道した。
足下に『水を渡す橋』が横切っている。
あれなんていうんですかね。専門用語は。
前夜の雨で水量が増しているのでしょう。『水道橋』は岸壁から岸壁をつらぬいて走っているのだけれど、そのトンネルのアーチと水面の距離があまりないように思った。
水量が多いのよ。
水勢も怖いくらい。
色はエメラルドグリーンのよう。
そしてこの水道橋の下にもまた渓流がはげしく音を立てている。
あとになって知ったのだが。
この付近に水垢離の修行場があったのだという。
江戸側からの旧道ではなく、諏訪側からのみ入れる旧道の先だというからこの辺りではないのか。
現在は道が途絶えて諏訪側からも、そこで行き止まりになっているらしい。
20号をゆく。
写真の左側は歩道がないので、右側を歩いた。
諏訪方面から地元の方らしきお年寄りが歩いてきたので、道を譲る。
もとから歩道が狭いのと、ところどころ路傍の草が歩道を覆うようにのびているせいで、どうぞお先にの精神が試されるわけで。
「こんにちは」
とお年寄り。
「こんにちは」
と返して会釈をかわす。
友鮎の販売所の店頭に、円谷プロ的な方々の一列横隊が。
どうやらこの販売所のところから、今は途絶えた水垢離場に通じる旧道に入れたらしい。
んが、あたしは通り過ぎてしまったのね。
円谷隊を撮ってそれで満足してしまったことを、ちっとばかし後悔している。
分岐。
宮谷入口交差点を、左斜めの坂へと下りる。
20号に面してローソンが建っているので、その背後を抜けていく感じ。
坂はすぐに上りとなって20号に合流。
しかしすぐにまた分岐。
右手の斜面にお稲荷さん。
そしてその対面にタムラ自動車、スズキのでっかい看板。
この看板のもとの坂を左斜めに下りていく。
坂はまた上りとなり、すぐまた20号に突き当たって、それを横断するはずなのだが。
道なりにいくと、20号から離れていくではないか。
引き返して道を探す。
と、自家用車の路駐によって塞がれた道がそれのようだった。
私道かと思ったよ。
20号がすぐそこなのと、道幅がせまく傾斜も急なので通る人がおらず、旧道沿いのお宅が占有するようになったのだろう。
路駐をすり抜けて突き当たった20号を横断して直進。
はい。来ましたね。
日本三奇橋、さるはし~!
つ、づ、く。
☾☀闇生★☽