マッカーシーの『越境』。
まもなく読了してしまいそうで、手に取るのをためらう日々。
「追う者」と「追われる者」そして「放浪」というシチュエーション。
その道程で哲学的な教えをくれる先人との出会い、というがこの作家のおなじみのスタイルだと思う。
追う者と追われる者という関係性での、姿の見えない牝狼との『対話』が強烈でござった。
あの前半は濃いねえ。
自宅前で連日、水道工事。
引き込み管の交換。
都心と違って、郊外の地元密着の水道屋は、近隣への配慮がおそまつでほほえましい。
どうせ明日も来るから、という感覚で、勝手に道具置きっぱなしで帰る。
バック誘導の声がでかくて寝られない。
つかえない手元さんを罵倒する言葉も汚い。
夜勤者には酷だ。
この状況で『越境』をフィニッシュするのは、もったいないぞと。
古いゲームに逃げる。
☾☀闇生★☽