ケービの場合、
多くが日当制であるからして『働いた分が稼ぎ』となる。
出動した分『しか』もらえない、と解釈するか。
あるいは出動すればするだけもらえる、と解釈するか。
そこんとこをウマミと解釈する人たちが少なからずおる業界でして。
いわゆる社畜とちがって、
現場や勤務日の選択に自由がまったくないわけではなく。
むろん、社内で己が自由の幅を利かせるには、それ相応の需要のある能力だの人望だのが必要なわけではあるのだけれど。
つまり棚ぼたではなく、自身の政治力でもって駆け引きしながら確保していくと。
需要と供給。
会社側に協力したり、してもらったりの、押したり引いたりだ。
ともかく、
稼ぎたい人たちにとっては、日増しにやかましくなってくる残業の法的な縛りは深刻な問題となっている。
中年となって、それぞれわけあってこの業界に入ったひとたちも、働き方次第で収入はそこそこ確保できるという利点がある。
くわえて複数の資格を取得してそれらにあてがわれる手当てや、その警備会社ごとの制度をうまく使えば、そのそこそこが豊かにもなる。
彼ら日夜の連投屋さんたちが、月末になって超過労働であるとして強制的に休まされているのを見ると、それはそれでなんだかなあと、思うのですよ。
あたしゃ連投は大嫌いですけどね。
欠員で無理に受けた日などは、彼らの嫉妬を買ってしまいますし。
人それぞれという選択の幅が広がるのがいいんじゃないでしょうか。
どちらか一方に傾いて画一化しようとする動きは、窮屈でいけません。
☾☀闇生★☽