この現場、楽ちんでいいだろ。
とその人はいふ。
うん。確かに楽だ。
けど、楽しくはないとあたしは思ふ。
労働としては楽ちんだが、仕事として楽しくない。
仮にその拘束時間を楽しく過ごせたとしても、それは仕事を楽しんだのではなく、責任や労苦の軽さにたいする安堵にすぎないのではないかと。
つまり、授業中いちども先生にさされなくてよかった、という受動的、消極的な安堵。
かといって、なにも無理して火のなかに飛び込む必要はないのだけれど。
1日は24時間だ。
仮に最低でも職場に8時間いるとして、1日の1/3を安堵が占めるのももったいないと思ふ。
楽だけど、つまんない。
何もしなくていい、という自由はある。
んが、それが同時に何もするなという束縛を兼ねている。
それに気づいちゃったのね。
あれ?
のどかで静かでいいとこだと思ってたら、よくよく見てみると、ここ塀のなかじゃんと。
☾☀闇生★☽