ブラインド・オーディション番組『The Voice』の動画にハマっている。
背を向けた4人の審査員を相手に素人が歌声を競う番組で、どうやら、審査員もまたその教育権だかプロデュース権だかを他の審査員と競い合うといった趣向らしい。
フォーマットは世界中に買われ、様々な国で同企画が展開している。
みんな歌うまいなあ。
と感心し、
これいい曲だなあ、
と原曲とはまた違うアレンジに唸り、
演奏うめえなあ、
と生バンドの職人技に惚れる。
(実は演奏力にフォローされている部分も少なくないのだけれど。)
しかしなによりもこの番組のツボは、背を向けた審査員のリアクションでしょう。
第一声の存在感で即決してしまう人もあれば、
考え抜いて選ぶ人もある。
けれど声量や音域(高)、技巧的(ピッチ)なところに重きを置いているのがほとんどでしょうか。
まるで○○みたい、みたいな有名歌手の生まれ変わり的に評価するのもあれば、
声の個性、存在感でノックアウトされたりと。
とろこで、感動のあまり手に鳥肌が立って、審査員がそれをゼスチャーしてみせる光景が何回かみられたのだけれど。
感動で鳥肌が立つ、というのは誤った日本語だとかなんだとか、かつて指摘されたことがあった。
鳥肌は、恐いものなどのネガティヴなものに対して使うのだとか。
けれど、生理的に立っちゃったものはしょうがない。
そして感動は、ポジティヴもネガティヴも超えたところに発生することも少なくない。
それはあれだ。得体の知れないなにものかに土足で心のなかへ入られるというこわさでもあり。
それがまた当人が自覚すらできなかったツボやら琴線をずけずけと衝いてくるという、そんな当惑のさなかにおこることもある。
お気に入りのシーンはたくさんあるけど、これ↑のなかでは2番手、Cleo Higgins - Love On Top。
ああ、たまらん。
愉しいわ♪
先週末から、ずっとこの番組の動画ばかり漁っているよ。
追伸。
ピースサインでマイクを握る手のモニュメントが、ださいです。
☾☀闇生☆☽